第3話 不思議な力

 そんな日が繰り返されたある夜のこと、マコトの精神状態はそんなに悪くない。睡眠不足もなくむしろ絶好調だ。しかし、サイクルのズレなのか、就寝時間になって寝ようとしてもうまく寝付けない。マコトはそんな状態にあった。


 ただ、寝付けなかったとはいえ、マコトはときどき記憶を飛ばしながら、うつらうつら、夢と現実を行き来する、いわゆる浅い寝落ちのような状態も僅かながら混じり、時間感覚がおぼろげなまま、気付けば朝になっていたという状況だ。少しだけ落ち着きが戻ったようで少し記憶を反芻してみる。


「テレビや雑誌や写真を見ても、そんなヴェールなんて映ってないし、やっぱり見えてる気がしてただけなのかなぁ? もしかして、やっぱり、目の病気?」


 これまで、そう呟きながら考え始めるとだんだん不安だけが襲いかかるように増殖していく状況だった。少し前からソフィアに相談したかったが、どんな反応が返ってくるのかが恐いため、声をかけようとしては委縮する気持ちに抑え込まれる。


―― この異常な状態を見たママはどう思うのだろう?

―― 何を感じるのだろう? ……こわい……


 マコトは、これまでそんな日々を繰り返してきた。しかし、今日に限っては、日中を過ごしてみても、今日は少しだけ気持ちが穏やかで、何かを思われても何となく気持ちを癒せそうな気がすることから、夕ご飯を終えて片付けもひと段落した頃、勇気を振り絞ってソフィアに尋ねてみる。


「マコね、ひとのまわりに薄い透明のまくみたいなのがあるように見えるの! みんなはそんなの見えないっていうし、マコの目、病気なのかなぁ……?」


 すると、ソフィアは目を見張り、ビックリした顔で、答えではなく、質問で返してくる。


「えっ? マコちゃにも見えるの?」

「え、えぇ? そんな言葉が返ってくるってことは、ママにも視えてるってこと?」


 今までそんな話はひとことも話してくれたことがなかったのだが、ソフィアにも同じように視えていたことがわかりマコトは衝撃を受ける。


―― なんで今まで教えてくれなかったのぉ?

―― ずっと不安だったのにひどいよぉ!


 と、そう思うマコトだったが、それよりも自分だけがおかしいのではないこと、そして何より、この特殊な状況の理解者がいたことがわかった安心感から、張り詰めていた緊張がほどけ、マコトの瞳から止めどなく涙が溢れ出す。


「よかったぁ~~、マコ、病気じゃなかったんだぁ。うぅ~。ほんとよかったぁ。だれにも話せなかったんだよ~。話せる人がいるってわかってうれしいよぉ~、グスン……ズビィ」


 突如、涙腺崩壊するマコトを前に、ソフィアは慌てて近くのティッシュ箱を手に取り、ソッとマコトのお腹にあてる。泣きながらも条件反射のようにマコトの右手はティッシュを数枚抜き取り鼻をかむ。


 チーン。ヒック。ヒック。


「つらい思いをしてたのね。ごめんね、気付いてあげられなくて……」


 ソフィアはマコトの抱えていた思いを汲み取るように優しい言葉をかける。


 マコトの落ち着き具合を見計らい、ソフィアはうっすらと見える膜のようなものがなんなのか、その説明を始める。


「この膜みたいなのは、オーラっていうみたいなのよ」

「ヴェールっていうんじゃないの?」


「ヴェールも膜もオーラも、この場合は同じようなものよ。呼び方はどっちでもいいけど、うーん。そういえば、膜って表現は、サランラップで包むようなイメージがあるけど、耳の奥にある鼓膜みたいにピーンっって張り詰めて外と内を遮っているイメージのほうが強い気がするわね」


「ちょっと難しいけど、なんとなくわかる気がする……」

「ヴェールっていえば、薄い布でふわっと包まれたみたいなイメージがあるから、マコちゃのいうヴェールのほうがピッタリな気がしてきたわ」

「そ、そうでしょう?」


「だけど、ヴェールはふわっとしたイメージだから、中身との隙間が大きい気がするし、膜は肌の表面にうっすらと見えるか見えないかの、貼りついたイメージだから、その隙間の厚み的には膜という表現のほうが合ってるかしら?」


「えっ? ママにはうっすらとしか見えないの?」

「そうよ。もしかして、マコちゃに見えるヴェールって、厚み? 大きな隙間? があるの? うっすら薄くではないの?」


「違うよ、その人や動物なんかの種類と、それぞれの元気加減なのかな? 元々持っている体力みたいなものでも違ってくるみたいだけど、それによって薄さ? 厚さ? というか輝き具合? が違って見えるの。中でも凄いのはママ。もう、ぴかーっとして、いつもランランと輝いているの」


「えっ? わたし? なんで?」

「えぇ? 知らないけど、ママの場合はヴェールっていうより、もう太陽みたい。光どばぁーだよ。最近は少し慣れてきたから眩しさもほどほどで、なんとなく輪郭みたいなのがうっすらとわかるくらいだけど、たぶん10センチくらいかなぁ?」

「えぇぇぇーっ!」


 ソフィアは自分のデフォルメキャラクターの輪郭線を白くして、外側に10センチくらい広げた絵面を思い浮かべたようで、少し恥ずかしげな面持ちで頬を押さえて絶句する。さらに、イメージが増して恥ずかしさが深まったのか、だんだん耳まで赤く染まり、目を合わせることすらはばかりたいほどにソフィアは絶讃俯き中だ。


「もしかして、時々感じてた、奇異な視線はソレだったの?」


 ソフィアはそう小声で呟くと、お腹の前で両手の指先をあわせてもじもじし始める。


―― アハハ、なんかおもしろい。

―― こんなママを見るのは市場の話以来だけど、今回のは人の目に変に映っていると思っているからか、恥ずかしさも半端ないみたい?

―― いつもはしっかり美人のママ。

―― なのに可愛い。


「み、みんなからもそんな風に見えてるのかしら?」


 誰の目にもそう見えてるとソフィアが思っているように感じたマコトは、そうではないことのフォローを入れる。


「それって、普通の人にはほぼ視えないみたい。ママにも視えるってことと、他の状況を合わせると、うーん、たぶん生命エネルギーみたいなものってことかなぁ」

「え?」


―― あっ、ママの表情が変わったよ。


 ソフィアは少し考え安堵したようで、話口調も元のトーンを取り戻して続ける。


「マコちゃの言うとおり、エネルギー放出系のようなものだとしたら、やっぱりオーラの方がしっくりくる表現かな? それと、オーラをマコちゃが見えることはこれからは内緒にしとくのよ。わかった?」


「はぁ~い。でもどうして内緒にする必要があるの?」

「人にはみんな個性というのがあるのね」

「こせい?」


「そう、個性。一人ひとりのことを個人っていって、その「個」と性格の「性」でくっつけて「こ・せい」」

「こせい……ふーん」

「それぞれ漢字だから、マコちゃには難しい?」


 話の筋が見えないから、まだピンとこないマコトだが、その賢さは知っていても未就学児だからと知らない可能性も含めてソフィアは理解のほどを尋ねる。言葉としては当然知っているマコトだから、そんな疑問は慌てて否定する。


「むっ、むずかしくないよっ。その字? 単語? は見たことあるしっ、意味も知ってるし、使う話題が無かったから、使いどころがわかってなかっただけだし」


 そんなマコトの慌てぶりを微笑ましく捉えるソフィアの笑顔に、マコトは知ってるよアピールを重ねる。


「日本にいたときのテレビで、ニュースだけじゃなくて、お笑いやエンタメなんかで、じまく? てろっぷ? ……っていうの? そんなのが画面にしょっちゅう出てるから、いろいろ読めるようになったんだよ!」


 懸命に訴えかけてくるほどに増していくマコトへの愛おしさを頷きながら噛み締めるソフィアだが、話を進めやすくするために、マコトの気持ちの張りをほぐす一言を返す。


「あはははっ、そっか、わかった。ママも日本人じゃないから、読めるけどあまり書けないんだ」


 大人なら、その中でも特に賢いと認識している父や母なら、何でも知って何でもできる認識のマコトだったから、その虚を突くうまい一言だった。


「え!? そうなの?」


 マコトの張りはスルリとほどける。それを見届け、ソフィアは話を進める。


「そおよぉ、だから漢字ならマコちゃと大差ないかも? そう・・マコちゃに負けないようにしないとね。話を戻して、えーっと、ひとりひとりはいろいろと違っているでしょう? 怒りっぽかったり、泣き虫だったり、賢かったり、おバカさんだったり……」


「あぁ、そうだよね。パパなんてかしこそうだけど、へんなところでおバカさんだよね~! マコともママとも違うもんね」


 すっかり自然体で受け答えするマコトの様子にソフィアは安心すると、そこから話の内容のステージを上げていく。


「そうそう……、性格や能力も含めて、一人一人がいろいろな違いを持っている。それが個性。けれど同じ人間なら個性に少しくらいの違いがあっても、どこまでできるかの限界点はだいたいおなじくらいなのはわかる? 飛行機より速く走れる人はいないし、鳥より高く飛べる人もいないよね?」

「うん……」


「じゃあ、例えば、マコちゃの知らないどこかのおじさんが、凄い能力を持ってて、そう、例えば、透視能力とか? その力でマコちゃのお風呂をこっそり覗いたら、マコちゃはどう思う?」


「いや……、こわい。お風呂は、普通の人なら壁に阻まれ中を見ることができないから、安心して入ることができる。それが普通の人間の常識だよね。けれど透視能力者にはそんな常識は通用しない。ぜったいに見られたくないし、もしも見られたらはずかしいけど、それよりも「こわい」が先にくる。普通の人間にはそんなことできないのに、軽々と人の領域を飛び越える能力って、反則どころの話じゃないよ」


 マコトは両腕を抱えて全身を震わせる。


「そうだよね~。じゃあ、例えば、マコちゃがよく知ってる、マコちゃのことを嫌いだと思ってる、仲の良くないお友達がいたとするよ?」

「うん……」


「その人が、石ころを指先で弾くだけで人を殺せる力を手に入れて、同級生でしかもマコちゃの後ろの席だったら、マコちゃはどう思う?」

「怒らせたらこわい……、ううん、何をするかわからないから何もしてなくてもずっとこわいかも? もう人の常識ではかれない怖さがあるよね」


「そうだよねぇ。賢かったり、怒りっぽかったり、お互い殴ると痛いって知ってる普通の人同士なら、ときにけんかなんかでぶつかり合ったりしたとしても、普通の人だとわかっていれば、人としての付き合い方ができる。けど、そうじゃなくて、得体の知れない力を持っていることがわかったら、まず恐くて近づきたくないよね」


「うん。考えかたもその基準も違っていそうでこわい。不気味だよね?」

「そうなると、人間の本能的に、なんとかその恐いものを解消しないといけなくなるよね」


「う、うん」

「じゃじゃーん。それでは質問です。不安なもの、危険なもの。それに気付いた人間はどういう行動にでるでしょうか?」


 そう言うと、ソフィアは指を立てて、時計の針みたいに回し始める。


「チっ、チっ、チっ、チっ、はい時間です。お答えをどうぞ~」


「えっと、え、えーとっ、つかまえるか、殴って気絶させるか、それがムリでどーしても危険なら最悪殺しちゃう?」


 マコトは、ソフィアが見せる時間が過ぎる様子のジェスチャーに、少し気持ちを焦らせながら、以前に見た警察が登場するアニメを思い出しつつ答える。すると、ソフィアは正解を告げる。


「ピンポンピンポーン!! そう! 危険と認識されたら、究極的には殺されちゃうの!」


 マコトは少し困り顔で、自分の出した答えにすり合わせるように補足する。まるで言い訳するように。


「それだけキケンなんだからしょうがないよね」


 そんなやりとりだったが、危ない響きは感じても、誰でもわかる常識的な範囲の話かとマコトは認識していた。


 しかしソフィアの思惑は少し異なっていたようだ。話題を切り替えるようにソフィアは話を進める。


「マコちゃは魔女って知ってる?」

「うん。○○○まじょ○レミが大好き!」


 ソフィアの問いにマコトはすぐにアニメのキャラクタを連想してすぐに答える。すると、さらにソフィアは話を継続する。


「あ~、そっちかぁ、そうだよね~。魔法とかの話ならアニメを思い出すよね~。でも今はそっちの話ではなくて、現実の昔の話なんだけど、実際に魔女と呼ばれた人がいたんだよ」

「え? 本当にいたの?」


 数多くのエンタメコンテンツを見尽くすほどに視聴を重ねるマコトだから、楽しむ代わりに真偽の区別は付けている。神さまも正義のヒーローも実際にはいないということ。だから魔女と呼ばれる存在が実在したというソフィアの言に驚きを隠せない。


「でもね、本物の魔女がいたのかどうかはわからないのだけど、魔女と呼ばれた? ううん、間違われた? そんな人はたくさんいて……、でも、その人たちの捉えられ方はアニメの主人公みたいな、みんなが憧れるようなものじゃなかったの」


「え? たくさんいたの? えっ? どういうこと? 魔女って嫌われものってこと?」


 アニメの主人公に憧れていたマコトだけに、いきなり不意打ちをくらった気分のようだ。


「うーん、まだちょっとマコちゃには説明が難しいかもしれないわね」


 そう言いながら、ソフィアは話を進める。


「魔法を使う魔女は、一番最初は興味を持たれて憧れられていたかもしれないけど、少し時間がたつと、不気味な存在として恐がられ、そのうち「魔女裁判」が始まり、魔女認定された人は「火あぶりの刑」でたくさんの人が殺されたの」

「火炙り?! 生きたまま焼かれるの?」


 想像するだけで怖さを思い浮かべ、マコトの顔は自然に歪む。


「なんて残忍! 信じられない! 熱いよね~。苦しいよね~。すごくかわいそう」


―― なんかかわいそうすぎて、涙が出てきた。


「マコちゃは優しいね。泣いてあげられるなんて」


―― そんな優しいことなんかない。

―― 今のマコは、そんなひどすぎる人たちがいることに、怒りがこみ上げている。

―― 殺された人たち悔しいよね!


「うまく話がつながるかわからないけど、言いたかったことは、みんなバラバラの個性を持ってて何を考えているかわからないから、人間って怖いんだよ、ってことなの。その不安の元になったのは本当かどうかもわからないような噂話だったりで、簡単に殺し合いに発展しちゃうから」


「許せない。やったのは本当に人間なのかな?」

「残念ながら、マコちゃと同じ人間よ」


 ……

 マコトはビックリして、目が点になりそうなくらい、焦点が目の内側まで戻った感覚を憶える。


「話を大きく戻すよ。マコちゃが、人と少し違った力を持っている、というのが、もしも人に知られちゃったら、最初は、珍しかったり、凄いと褒められたり、憧れられたりするかもしれない。でもね、いずれは、不気味に思われたり、恐がられたりで、マコちゃは、危害を加えられたり、その不思議な身体の解明のために、技術貢献と称して、解剖実験されたり、果ては処刑されたり、今の時代だと、戦争の道具として人殺しのために使われるかもしれない」


「さっき話したような不思議な力とかのこと?」

「そうよ。もちろん、だから魔女であることの証明にはならない。けれど、そんな不思議な力を宿してる、ママも、マコちゃも、もしかしたら魔女なのかもしれない、って思われるのもなんとなく理解できるでしょ? でも、さっきマコちゃも言ったよね。得体の知れない力を持っているのは怖い、って」

「あっ!」


「人間は本能的に、なんとかその恐いものを解消しないといけなくなる、って」

「うっ!」


「危険と認識されたら、究極的には殺されちゃうかも、って」

「ぅぐっ、確かに言ったね」


「ママやマコちゃが魔女かも? って疑われた時点で、それに続く未来。なんとなく想像できない?」

「マコたち殺されちゃうの?」


「うん、その可能性は否定できない。危険を排除する。それは人に限らない、種の保存のための防衛本能なのだから。大事なことは、それが人に根付く揺るぎない本質だってことを理解することなの」


「ヴゥーッ、わかりたくないけどわかった。マコも立場が違えば、排除する側にもなってしまえるのか。でもマコなら、火炙りなんてひどいことはしないよ。絶対に」


「わかってるわよ。マコちゃはママの娘だもの、当然でしょ? 心根の優しい子に育ってくれたわ。ありがとう。パパも嬉しそうにそんな話をしていたわよ」

「パパも? ……」


「見ていないようでパパもマコちゃが心配でよく見ているみたいよ? それに可愛い、可愛い、ってうるさくって、ママが妬けちゃうくらいよ。前はママにベッタリだったくせにね」

「そ、そうなんだ……」


 マコトは自分一人で不安になってたのがバカみたいに思えたようで、少し目を潤ませる。一人じゃないんだと。


「話を続けるよ。そもそも魔女って存在がどのようなものかもよくわからないし、魔力って、簡単に言えば普通じゃない力だと思うけど、言葉として、よくある「超能力」や「気の力」だって言い方が違うだけで、もしかしたら同じものを指しているのかなぁっとも思うのよ。けれど、実際には超能力者といわれる人がすごい力を発揮している映像なんて見たことがないと思わない?」

「……」

「だから、現代の人たちはお茶を濁すような超能力ショーを見て楽しむ程度で、おそらく本気で信じている人はほとんどいないのが現状なの。そんなところに本物の魔女がほうきで飛んでごらんなさい。世界中が度肝を抜かすし、厄介なのは西洋の教会系宗教団体。火炙りしたのはそいつらよ。悪魔と魔女を強引に結び付けて、滅魔を理由に魔女まで滅ぼそうとする。そんな考え方だから、魔女は人間と見なされず、残虐非道をやってのけられる対象になっていると思う」


「許せない、という思いも強まるけど、その矛先、狂気が自分に向けられるかもしれないことを想像するだけで、心底怖くなるね」


 怖さも極まったようで、マコトは震えが止まらなくなる。

 ……ガタガタガタガタ……


「だから私たちのこの不思議な能力は誰にも知られてはいけないの。そこのところをマコちゃは理解できる?」


「うん。でも、ママはなんで魔女であるかないか、っていう目線で話をするの? 不思議な力を隠したほうがよいことは、誤解を招かないためにも大事なことだと思えるようになったし、ほうきで空を飛んでみせるような直接的アピールさえしなければ、即、魔女認定されることはなさそうだけど、そもそもマコにそんなことができるわけがないし、もし日本で同じような不思議な力を目にしたら、超能力者? って思われるかもしれないけど、すぐに魔女って名前を連想することは難しい気がするよ?」

「あぁ、そうだよね」


 沈黙が続く。ソフィアはそれ以上のことを口にしてよいか、視点をあちこちに目まぐるしく飛ばしながら、思案に思案を重ねる。暫くして、意を決したようにソフィアは口を開く。


「ここからはトップシークレットよ」

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