次元旅譚ロード〜戦争の世界編〜
@kandoukei
プロローグ:未来と虚構を繋ぐそれこそが夢
対するは人間、龍人、騎士、魔導士、
神罰の軍勢と無限の連合、機械的静寂と群像の叫び、唯一の意思と多数の信念がぶつかり合い、次元最強の争いが始まる。
戦前に無機質な天使たちを次々に切り裂く戦士がいた。その姿は両翼の仮面を被り、胸を鎧のように包む青き外殻、鮮やかな銀色の手足と胴体、明らかなる異形の姿を持つ
しかし、仮面の目には優しき白光がにじみ出て、左手の甲に生える白き光の刃で戦う身体捌きは舞いのような美しさを感じるのであった。(君たち読者の世界で言う
彼の後ろに無機質な天使の奇襲を掛けられそうになるも、黒くも強靭な肉体を持ち、仮面を被る
「お父さん、大丈夫ですか⁉」
「たくっ、向こう見ずで自らの犠牲を厭わないって言い訳すんじゃねぇぞ、
「すまない、
「
「⁉ お父さん、
今度は彼らの眼前に無機質な天使の集団が襲い掛かるも、
「戦場で談笑するくらいなら、不意打ちを防いで下さい。」
「まぁまぁ、姫。これだけの繋がりが集まっているんだ。親子や戦友も水入らずなのも珍しくはないと思うけどね。」
「本当、あんたの繋がりって、本当に次元のように広く、強固な絆なのよね。しかも、神罰の軍勢とかいうのを互角にやり合うなんて。」
「流石、私の夫の
「まぁ、俺たちも人の事言えねぇけどな。次元中を旅してるし。」
「キヒッ! ということは我ら皆次元を渡り歩く変人奇人の同志という訳ですね!キヒヒヒヒヒッ! 」
九人は合流し、互いの安否を確かめ合った。
そんな中、無機質な天使の軍勢に包囲される。他の存在(しゅやく)たちも目の前にいる天使(てき)との戦いに釘付けられ、救援に迎えられない。三度の絶体絶命に陥る。
その時、銃弾、炎、剣戟がどこからともなく現れ、包囲網を崩し、勢いよく粉塵を立たせた。粉塵の中に現れたのは
終末の戦争時代でも心から逃げなかった
龍を祀る世界で龍炎を纏う拳法を極めた
幻想世界でも己が信念を貫いた
魔導を正しく導く王国の騎士団
妖が潜む奥山の長である
戦獄の世で己が戦を受け入れた
超技術未来に絆を紡いだ愛すべき生徒たち
正しき終末を取り戻す為に狡知なる神を穿つ
厳しき闇に包まれた世界に抗った
神々に抗う誇り高さを持つ
「みんな…、行こう! 世界の果てに待つ
彼と出会い、彼と旅をし、彼とぶつかり合い、彼と別れ、そして、再び巡り合った
「何だ…今の夢⁉」
「たくっ、変な夢だな…旧時代以前の
それでも
「だが、もし、世界の果てに待つ
彼は動く、まだ見ぬ親友…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます