第2話 秘密の通路

ある日、私は、この本殿の下にいた。


あれは、鬼ごっこだったか。


大人には入れない、秘密の通路。


罰当たりだと相当言われたが、私たちは無敵であった。


罰のどこが怖いものか。


いや、しかし、今見れば良くこんな通路を通っていたことだ。


罰が怖い。


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