8.誰かの優しさに触れた時

 手術をすることが決まって二週間、おだやかで当たり前の日々をなんとか過ごすことに成功しています。

 もしかすると、私が一番今回のことを未だ現実だと捉えられていないのかもしれません。

 どこかふわふわしていて、気持ちの浮き沈みはあれどいつもの日常を過ごすよう努めています。

 まあ、死なない手術だしね。

 悪いものを取ることに関して、悲観的になったりする必要も今のところはないかなと。

 先のことはわかんないけど。

 しいていえば、お腹に傷ができるのかぁ。どんくらいできるんだろう。黒い点二個書いたら「顔!!!!!!!」みたいな一発芸ができるようになるのかなぁ。とか、そんな感じです。

 みんな、時が来たらぜひ見てくれよな!(やめとけ)

 とりあえず任意保険、入ってて良かったなって思います。

 大事だね、保険って。安心感が違うね。


 日記を公開してから、様々な声をもらいました。

 静かに背中を支えてくれる人、

 すごく共感して慮って泣いてくれた人、

 ドストレートな言葉と絵文字で怒ってくれた人、

 じゃあそれでいこと言ってくれた人。

 ここ数年、己の持つ悪意と浅慮で人を傷つけることも少なくなかったので、今なおこうして支えてくれている友人たちを、悲しませないように生きていきたいなと改めて思ったりしています。

 みんな本当にありがとう。

 人の善意と優しさにたくさん触れて、自分も人に対してこうありたいと思いました。

 改めて思い出し、自ら壊してきたものを後悔し、そうして今日を生きていこうと思います。


 人に頼ることと甘えることは違うのだと納得するのに、ずいぶん時間をかけてしまった気がします。

 必要な時と、必要以上である時の見極めはしていかないと、と。ぼんやり。

 どうしても甘えたい時はあると思うので、その時は各位何卒よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!おぎゃ!!!!ばぶ!!!!


 今日は甘えなくても大丈夫な日。というていでやってみようと思います。

 さあ、確定申告頑張るぞ。


(続)

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