最後の転生はのびのびと過ごしたいのに育て上げた愛し子達が追いかけてきます
ぷいぷい
第1話
全世界を巻き込んだ邪神との戦いで身を削って戦った神がいた
「ミュエルよ!油断したな!」
「さあ、果たして油断したのはどちらだろうな」
今までの転生は散々だったし色々あった
私は最初は人間として生まれて、その後も沢山転生してきた
人間として過ごしていたのは異世界だった
日本という魔法の無い国
正直あまり記憶ない
二度目は魔族だった
愛する人は殺され自暴自棄になり暴れ狂っていた
正直幸せと離れた人生だった
そんな中幸せだと思えたのは前回と今回の転生
今世は前世の弟子達が騒ぎを起こし大変だった
今世は弟子の子供たちと来たらなんか複雑な関係になってるし天使として死んだら神になってるし
散々だったけど…まぁ
あの子が、あの子達がいい未来を築いてくれると信じよう
《戦いに終焉を》
「なっ!」
あーあ、創造神様怒るだろうな
私の魂は壊れかけているにもかかわらず残りの魔力を変換して自分の身を削ろうとしているんだ
でも創造神様を守るためだもん仕方ないだろう?
大嫌いで、大好きな私の生みの親ヨハネス様
お許しください
『ダメだ!ミュエル!』
《デマイス》
『おのれぇぇぇ!!!!!!!!』
こうして戦いは終わりを迎えた
「「「うおおおおおおおお!!!!」」」
「神が我々を救った!」
「愛し子様もありがとう!」
邪神、その手下たちは滅びた
世界中は喜びに満ちた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「終わったのか」
私は今、誰もいない神殿に落ち、死を迎えようとしていた
「ゲホッゴホッ」
この世界は私は嫌いだった
腐りきっていたからだ
神すらさえも
「まさか私がここまでするとはね」
愛する人も失った私は一度大陸を滅ぼした邪神になりかけていた所を創造神様が私に罰として繰り返し転生をしていた
私が天使の時に持った弟子達が愛する人を邪神に封印やらなんやらされてクソみたいなことになっていた
子供たちは蔑ろにされ、後一歩で完全虐待になっていただろう
私はこいつらのオカン勝手ぐらいブチ切れてボコボコにしてやった
そのあと色々あったが関係は万全な状態になっていた
そして邪神が本格的に暴れ始め世界を巻き込む状態になった
これは戦いと守護を持つ神として私の責任だと私は思った
しっかりとヨハネス様と世界を守らなければならなかった
私の力不足のせいで世界を、神界を巻き込んでしまった
その結果がこれだ
己の魂を使わなければ助けられなかった
「ゴホッ…情けないな」
『『ミュエル様!!』』
「よくここがわかったね」
私はもうほぼ力がないってのに
良く気配をたどれだな
神獣達もと精霊がやってきた
『魂が…』
「……皆最後にお願いがあるんだ」
『『…何なりと』』
「……最後に弟子たちに会いたいんだ」
そう言ったら勢い良く扉が開いた
「…どうやら来たみたいだ」
私は意識が薄れながらも弟子たちと精霊たちに言った
「…愛、してる」
「……!!」
あぁ、君達の未来、見てみたかったな
ここは天界か
『ミュエル』
ヨハネス様……
『…良かった、無事だったんで、すね』
ああ、魂もどうやら限界みたいだ
『『ミュエル!』』
アルクにグルームにルカスも来たのか
彼らは生命と光と闇の神だった
『ヨハ、ネス様…み、んな』
『……ああ、休もう。ゆっくり』
『よく頑張ったわね』
『『世界を守ってくれてありがとう』』
『私、幸せだったよ。でもあと1度だけ生まれ変われるならーーーーーー』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「んー!!……お?」
何処だここ
「私、また転生した??」
マジで?
「…ステータスオープン」
全て不明
「……とりあえず神殿に行くか」
最後の転生はのびのびと過ごしたいのに育て上げた愛し子達が追いかけてきます ぷいぷい @08035845717
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