配信【初見集まれ】(2)
あれから少し雑談してると増えていって、今は43人。
「後7人にゃんね。にしても、増えすぎじゃないにゃん?あと、7分にゃん。早く終われにゃん。思ってたより口が疲れるにゃん、それに美味しい晩御飯の匂いがするにゃん。最初に行ったにゃんよね?ギリギリまで配信者と喋ってたのにゃん。キャットフードじゃないにゃん!匂い的には、、ハンバーグかにゃん?犬でもないにゃん!シャー!人間にゃー!あと、3人にゃん」
『7分、間に合うか』
『増えろ!』
『もっとやってほしい』
『口疲れるか』
『晩御飯まだ食べてないの』
『キャットフード、楽しみだね』
『今日の夕飯は?』
『わかるもんなの』
『犬か』
『怒ってるw w』
『威嚇もかわいい』
『怒ってても、現状言うの好き』
『3人こい!』
「もうそろ、ギフト読み始めるにゃん。この間きても、後でにゃんよ。
・
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・
これで終わりにゃん。人数は50にゃん!うん?減ったにゃんね。あと、1分もにゃい。諦めるのにゃん。10にゃん、7にゃん。あ、増えたにゃんw w。また、増えたにゃん。ん。じゃあ、約束通りアップしたにゃん。そして、今日の配信は終わりにゃん。ご飯食べてくるにゃー!ばいにゃん」
『はーい』
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・
・
『50行ってるよ』
『わくわく』
『おい、なんで減った』
『一度は行ったから、見せてー』
『増えろー』
『増えろー』
『やったー!』
『念が伝わった』
『おおお!!!』
『猫耳なかったんだ』
『行ってらっしゃい』
『バイバイ』
『最高!』
『録画残こりますように』
配信を切る。
「はー。疲れた。録画非公開にしてと」
ガチャ
「凛花遅いわね」
「ごめんなさーい。やっぱハンバーグだ。いただきます」
最近は母も私を認知し出した。けど、状況は最悪だった。
「凛花、類さんから聞いたわ。稼いでるってね?お金あるんでしょ。カード出しなさい!」
「お母さんのお金じゃないでしょ。自分で稼いで」
「このバカ娘!やっぱ、ゴミの子はゴミね」
「はい。はい。その話は何度も聞きました。うん。お姉ちゃん、美味しい」
「ならよかった。お母さん、やめてって言ってるでしょ」
「はぁ?関係ないでしょ。ゴミはさっさと消えなさい!」
ペシン
はー。ご飯食べてる最中は言葉だけにしてくれない?食べずらいんだけど。
お姉さんは表情暗くなるし。夜以外でも稼げるように頑張れよ。少なくても、家事はやれ。
母は無視して、ご飯を食べ切る。
母が勝手に私の通帳からお金を出そうとしたのを見かけてから、カードをこっちで厳重にしまっている。
「ごちそうさまでした」
ガチャ
パソコン起動してと。
うん?絢音ちゃんから、メールだ。
新しいビジュか。
うん。かわいい。
了解の返事を送る。
これでやるべきことは終わりかな。寝よう。
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