先生、それ”恋”じゃなくて”不祥事”です

ゆうなぎ

はじめに

『好きな先生はいますか?』


こう聞かれて、すぐに「はい!」と答えられる人はどれくらいいるでしょうか?


小学校、中学校、高校、専門学校、大学…。

いろいろな場面で出会ってきた、またはこれから出会うはずの、

さまざまな「学校の先生」たち。


その先生のことを「好き」だと思えたのなら、それはきっと幸せなことでしょう。



…でもその「好き」って、「Like」ですよね?


「Love」じゃないですよね?



もし「Love」だとしたら―


それは果たして”幸せ”なことといえるでしょうか?



世間では”禁断の恋”などともてはやされることもある、先生と生徒との恋愛。


でももしそういうことが本当に現場で起きてしまったとき、

「先生」たちは実際、どう考え、どう動くのか。



―その答えは、わたし自身も知りませんでした。


実際に教員として働くようになって、


そして実際に、同じ職場で働いていた同僚教員が、


その”不祥事”に手を染めてしまうまでは―



(※この話は、高校で教員をしているわたしの身の回りで実際にあった、

生徒と「不適切な関係」をもってしまった教員の話です。

事実に基づいていますが、個人の特定につながることを避けるため、

固有名詞はすべて仮名とし、ところどころにフェイクや脚色を織り交ぜています。

あらかじめご了承ください)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る