第4話    別れ

      前回のあらすじ

作者体調不良、エンとシロのことを殺そうとした四天の王の一人鬼神オーガ、助けにやってきたのはシロとエンの師匠、師匠はエンとシロを連れて逃げたさてどうなることやら


シロ「ねぇ師匠」


師匠「ん〜?なんだ〜い?」


シロ「師匠って俺ら助ける前に酒飲んでたでしょ?」


師匠「飲んでねぇよぉ〜ヒック」


シロ「嘘つけ!絶対酒飲んでたでしょ」


エン「師匠ところで奴は何者なんだよ、何やら四天の王とか俺らが炎神や白神龍の器とかどうとか言ってだけど………」


師匠「家に着いたら教えてやるよと言うわけでとうちゃ〜く」


師匠「エンとシロこっちに来な〜」


ゴゴゴゴゴ


シロとエン「い、家の地下にこんなところがあったなんて知らなかった」


師匠「エンとシロ中に入りな〜」


シロ「し、師匠こ、ここは?」


師匠「ここは炎神の神器と白神龍の眼を収めてる場所だ」


エン「炎神の神器?白神龍の眼?し、師匠あの英雄伝は架空の話じゃないのかよ!四天の王も架空の話じゃないのかよ!」



師匠「ん〜まずは何から話そうかねぇ〜

まぁとりあえず炎神と白龍の昔話から話そうか」


師匠「むか〜しむか〜しあるところに紅き髪を持つ男がいました

男はとてもデカく勇気がある男でしたあるところに魔王率いる四天の王軍が来ました色んなところから勇者が現れては魔王の前では散っていきました。ある時にその紅き髪を持つ男は白き龍を助けましたその白き龍は龍神族(りゅうじんぞく)の者で魔王の手から逃げてきたと言いました。その紅き男は白き龍と共に魔王を倒しに行きました。ですが魔王を倒すことは不可能で自らの命と引き換えに魔王を封印しました。紅き髪の男は炎神として崇められました。そしてその数年後白き龍は紅き髪の男の子を宿していましたその子は2人の兄弟で一人が紅き髪を持つ男の子と白き髪を持つ男の子でしたそう!一人は炎神の血を継ぎもう一人は龍神族の血を継ぐ男の子だったのです白き龍はいいました

白き龍「この子らは魔王率いる四天の王を必ず倒してくれる私にはその未来が見えるだがこの子らの一人は命を落とすだが必ずや魔王を倒してくれる私はそう信じる」

そう言い残し白き龍は亡くなりました白き龍が亡くなった後白き龍は白神龍として崇められました」


シロ「そ、その炎神と白神龍の子が俺らなのか………」


師匠「まぁそう言うことだねぇ〜

と、言うわけでエンにはこの神器炎の大剣、シロには白神龍の眼を渡す奴が来る前に逃げるんだ」


エン「い、嫌だよ師匠とお別れだなんて俺は師匠と離れたくない」


師匠「エン俺は一生の別れだなんて言ってねぇまた必ずどこかで会えるさ」


オーガ「グヘヘヘついに追いついたぞ今度こそその二人の器は俺が殺してやる」


師匠「シロ!エンを連れて早く洞窟の奥へ逃げるんだ」


シロ「俺も師匠と離れたくない」


師匠「シロ男にはやらなくてはいけないことが生きていてある俺はそれを全うするだけさそれにエンに言ったように一生の別れじゃ無いそれに洞窟の奥に行けば外に出るそこにある寺の使いが来るだろうその人と共に逃げるんだ」


シロ「分かったよ師匠俺やるよエンごめんな、

峰打ち!」


師匠「エンとシロも逃げたことだし本気を出しますかねぇお主のせいで酔いが覚めちまったじゃねぇか」


オーガ「お前のせいで二人の器を逃しちまっただけどお前の魔力はうまそうだから必ず喰ってやる」


師匠「二人の弟子が危険に晒されてんだお主こそ生きて帰さんぞ!」

   

            続く

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