トリス大爆笑2024
羽弦トリス
第1話もしも、こんな医者がいたら…①
僕の名は玉袋筋太郎……否、玉井金造。
今朝、トイレで血便が出た。これは、大腸ガン検診で要検査だったが、3年間無視し続けた罰だろうか?
不安が募る。
今日は会社を休んで、病院へ行こう。
ガンで無ければよいのだが。
ここは、有名な肛門科のある病院だ。ここの医師はスーパードクターと呼ばれている。
ならば、その先生に全てを託す。
僕は保険証を出して、問診票に記入して呼ばれる時を待った。
内心、ドキドキしている。
「玉井金造さん、診察室へ」
と、アナウンスが流れた。
僕は扉を3回ノックして診察室へ入った。
そこには白髪で瓶底メガネをかけている後期高齢者の医者がいた。
『……この医師がスーパードクターなのか……』
「玉井さん、今朝、血便が出たらしいね。色は何色?」
「真っ赤な血液でした」
「……なるほど、このベッドにズボンを下ろして寝てもらえるかな?エリカちゃん、お願い」
エリカと呼ばれた、女性看護師は僕のトランクスを下ろして、ベッドにくの字なるように位置を確認した。
「玉井さん、もっとオシリを出してもらいますか?」
「はい。分かりました」
『屈辱だ。初対面の人間に自分の肛門を見せるとは…!』
医師が現れた。
「アハハハ」
「ウフフフ」
スーパードクターと看護師は笑った。
『どういう意味の笑いだ?』
「玉井さん」
「はいっ!」
「おたく、汚えケツしてるね。ちゃんと、お風呂に入ってる?」
「も、もちろん入って……ハグッ!」
医師は僕の肛門に器具を入れて、指で、
「ここだね?玉井さん。痛いでしょ?」
「は、はいっ!」
「これ、キレ痔だわ、薬塗っとくから」
僕は肛門を開発されて、しばらく肛門が痛かった。
そして、飲み薬と塗り薬をもらい帰宅した。
『人の肛門を笑いモノにしやがって!』
その後、キレ痔は回復した。
失礼なドクターだったが、やはりスーパードクターなのか……。
皆さん、こんな経験ありませんか?
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