蒲団たたむ気分は春のさむさかな

【読み】

ふとんたたむきぶんははるのさむさかな


【季語】

春寒〈春〉


【大意】

蒲団をたたむ気分はあたかも春のさむさである。


【付記】

新春をむかえてからひと月以上になり、2月になって立春も過ぎ、春を待つこころが痺れを切らしつつある。ともあれ、日脚のながさや日差しのうららかさは春のそれのようでもある。


なお、「蒲団(布団)」は冬の季語。


【例句】

春寒し泊瀬はせの廊下の足のうら 太祇たいぎ

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