第4話
あれから8年
私もサリも立派に成長しこの春から学園に入学することになった。
私は貴族の義務でサリは私の付き添いそして正式な専属侍女になるために学園に入学する。
「サリ、準備できた?」
「マリー様出来ましたよ」
「ちょっとそれ辞めてよ、2人の時はいいでしょ」
「わかった、マリー。
とりあえず今日はもう寝よ
明日は入学式だからね」
そして次の日の朝になり入学当日
学園は全寮制だから入学から卒業までの4年間
長期休暇と緊急事態以外で家に戻ることはほぼできない。
だから最後にお父様の執務室へ
「失礼しますお父様」
「マリー、今日だな」
「はい、あの日から今日までありがとうございました。学園でこの家に相応しい人になるべく頑張ります」
「あぁ、
マリーこれを持っていけ」
「これは……」
それはピアス
琥珀を加工したものだった
お父様はこれをオーダーメイドで作ったと言ってくれた
私は4年間肌身離さず着けていようと心に決め学園へ出発した。
学園は王城の後ろにあり街の1番後ろにあるので馬車でも少し時間がかかる。
数十分馬車に乗り見えてきた建物はとても大きくてもしかしたら王城よりも大きいぐらいだ
「着いた」
「マリー!!」
門の前で待ってくれていたスイが駆け寄ってきてくれた。
「マリーもサリもおはよう」
「おはようございます。シンシア様」
「おはよう、スイ」
「もう、サリも私の事スイって呼んでよ」
「それは無理なお願いです」
このやり取りはサリとスイが出会ってからずっとやってる。
私は結構そのやり取りが好きなのでずっとやっていて欲しい
「ほら行くよ2人とも」
入学式は特にハプニングもなく終わり
最後に首席挨拶として第二王子様が挨拶して幕を下ろした。
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