鈴の緒の黒き光や初詣

すずのおのくろきひかりやはつもうで

季語は「初詣」です。


鈴の緒は、神社の鈴から垂れている太い綱のことです。

長く使い込まれたり、参拝者が多いところの鈴の緒は、手垢のせいなのか表面が黒光りしていることが多いと感じます。


その何とも言えない黒さと鈍い光が印象的で、その情景を詠んでみました。


黒き光という表現が良いとのことで、特選をいただきました~(/・ω・)/


また、ある参加者の方から、黒き光というのが参拝者の様々な感情が渦巻く祈りを可視化したものと感じたとの鑑賞をいただきました。

自分が考えていなかった視点からの鑑賞をいただき、勉強になりました。

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