【実話】美少女戦士だった小4の私は、目の前の『悪』について考える

天城らん

第1話 お転婆な4年生

 私が小学4年生の時、女の子の友達も男の子の友達もいっぱいいた。


 2歳年下の妹では、もう遊び相手には不足で放課後になるとクラスメイトとばかり遊んでいたからだ。

 多くは近所の神社の境内でバドミントンをしたり、河原の近くのサイクリングロードでローラーススケートをしたり、川で釣りもした。

 川で釣りをするなどというと、どこか牧歌的な感じもするがその当時、住んでいたところは、東京都の隅の方の市だ。

 

 私は、長女と言うこともあり少し姉御肌あねごだった。


 運動神経はよく、お転婆でお節介焼き、それでいて正義感が強い性格だった。

 男子が女子を泣かせていると、必ず呼ばれて矢面に立たされることも多かった。


 とはいえ、男子にウザがられるということもなく、よく遊びに誘われた。

 たぶん、昆虫を怖がらず、釣りの餌のワームも自分でつけられたからだと思う。


 大人になった今では気持ち悪くて到底できやしない。



 けれど、今では決してできない色々なことが、子供の頃の私にはできていた。

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