【番外編】デミ・ワンダラーズ ~警視庁公安部・特殊事象対策課・機動支援係~
Imbécile アンベシル
「プロローグ」
第0話 出動
年変わりの瞬間。赤い手紙が頭上から降り、異常存在「ハディクィル」が選定した12名の人間を始めに異能がばらまかれ、期間に制限を設けて殺し合いをさせるインシデント「蠱毒」が発生。東京全域が戦いの舞台となった。
開始から一ヶ月後、主立って対処を請け負う警視庁特殊事象対策課。
元より窓際部署、一般人には化け物に等しい異能使いを相手取れる人間は多くなく、例によって人手不足に喘いでいた。
そこで課長の
その名は「
車両一台ごとにエリアを定め、重点密行を行いつつ救援要請があれば即座に駆けつけ、情報の伝達や諸々の支援を以て伝令的に立ち回るシステムだ。
「少なくとも半年間だけ」。「基本的には自身へ危険が及ぶことはない」。打診され渋々承諾した職員、
しかし、支給されたキャンピングカーの車内では今日も愚痴の叫びが轟いている。
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