おわりに

おわりに

 長丁場、お疲れ様でしたー!


 「iPadで小説本を作ったらメチャクチャ簡単だった話。」というタイトルなのですが、なんだかんだ言って9工程あり、1万字以上にわたって説明しておりました……。長々とすみません。


 わたしは、小説書きの人が小説本をつくることのハードルがもっと下がればいいなと思い、このエッセイを書きました。

 いままで何度か文学フリマなどの文芸即売会に一般参加しましたが、そこには小説書きの皆さんの、こだわりがつまった小説本があふれていました。そしてなにより、販売している人たちが楽しんでいました。その姿を見て、ああわたしも自分の本を作ってみたいな、と思うようになりました。

 いざ、緊張しながら何とか本を作ってサークル参加してみると。自分も本をつくりイベントに出て、読者の方に自分で本を手渡すことの、なんと嬉しいことか! あの嬉しさは、体験しないとわからないものだと思います。そして、いちど体験すると「もういちど本をつくってイベントに出たいな」とふたたび思うようになります。しかもかなり高い確率で。


 今回ご紹介したとおり、iPadさえあればアプリは基本無料で、印刷費だけで小説本ができあがります。パソコンでデザインソフトを購入してインストールし……というところから始めるのに比べると、本づくりのハードルが多少低く感じるのではないでしょうか。

 今回はむしろ、文庫本の体裁で印刷会社に依頼してしっかり作る方法をご紹介しました。それでもハードルが高いという方は、まずはたとえばコピー本でもいいですし、Goodnotes6で書いた手書きの文章をPDF化し、ネットプリントで印刷して折るなんてのもいいと思います。ネットのどこかで見かけた言葉を引用すると、「折れば本」です。このハウツーエッセイを読んで、「なんかよくわからんかったけど、本は簡単に作れるんだ!」と思っていただければこれほど嬉しいことはありません。


 イベント終わりにガーっと勢いで書いたエッセイですし、カクヨムの制約上テキストのみのご説明になってわかりにくいこともあるかと思います。何かあればコメントで質問してください。

 また、これからもわたしは本を作り続けるので、またより良い方法が見つかれば順次更新していきたいと考えています。


 このエッセイが少しでもチカラになり、皆さんの皆さんによる世界でたったひとつの小説本が完成することを祈って。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!



  高村芳

 

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iPadで小説本を作ったらメチャクチャ簡単だった話。 高村 芳 @yo4_taka6ra

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