⑧入稿データを作成する
様々なデータの作成、お疲れ様でした。
いよいよ入稿……の前に、いままで作ったデータを結合・加工して、入稿データを作成します。
手順は下記の通りです。
1)入稿データの仕様を再度確認する
2)本文データ・中表紙・目次・奥付を結合する
3)ファイル名を整える
4)フォルダを圧縮する
では順に説明していきます。
1)入稿データの仕様を再度確認する
入稿データの仕様には、入稿データの準備の仕方についても書かれています。
たとえば、「入稿データのファイル名は注文番号にする」「表紙データと本文データを一緒のフォルダに格納する」などです。認識違いのないよう、念には念を重ねてもういちど確認しましょう。
基本的には、ひとつのフォルダに表紙データと本文データを格納し、フォルダごと圧縮して入稿データをつくることが多いです。
2)本文データ・中表紙・目次・奥付を結合する
Goodnotes6を使って、バラバラの本文データ・中表紙・目次・奥付を結合し、ひとつのデータにまとめます。
まずGoodnotes6を開き、書類の「新規作成」から「読み込む」をタップします。「ファイル」のなかの本文データを選択し、開きます。
その画面から、画面右上の「+」の「ページを追加」アイコンをタップすると、ページの前/後/最後に、ページを追加することができます。別のファイルを読み込むこともできるので、「ページを追加」のポップアップで「読み込む」をタップし、中表紙や目次、奥付のデータを読み込んで追加します。
すべてのデータを台割どおりに並べてひとつのデータにまとめられたら、最後にデータを書き出します。
画面左上の「↑」アイコンをタップし、「すべてを書き出す」を選択。入稿用のフォルダに保存します。
3)ファイル名を整える
これで、入稿用のフォルダの中に表紙データと本文データ(本文・中表紙・目次・奥付がまとめられたもの)が格納されている状態になったかと思います。
印刷会社の方にどれがどのデータなのかがわかりやすいように、ファイル名を整えましょう。
ファイル名を変更する際の注意点として、ファイル名は半角英数字を使用してください。日本語や全角文字を使うとパソコンの環境によっては文字化けしてしまう可能性があるからです。
入稿フォルダのファイル名は、指定があればそのとおり、特になければ「○○(小説タイトル。略称でもOK)_nyuko」などとしましょう。
表紙データは「○○_hyoshi」、本文データは「○○_honbun」などわかりやすい名前をつけておきます。ちなみにわたしが以前ブックカバーをつくったときは、カバーデータのファイル名を「○○_cover」としていました。
例として、わたしの短編集「声を綴るひと」のフォルダ名やファイル名は下記のとおりでした。
フォルダ名:印刷会社の注文番号(※印刷会社からの指定)
表紙データ:koe_hyoshi.pdf
本文データ:koe_honbun.pdf
といった具合です。
4)フォルダを圧縮する
ここまできたら、あとはフォルダごと圧縮します。
「ファイル」の入稿用フォルダをロングタップし、「圧縮」を選択します。するとzipファイル(圧縮されたファイル)が同じ場所に作成されます。
これで、入稿データが完成しました! お疲れ様でした。
次がいよいよ最後の工程、「⑨入稿する」です。
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