SOS [Bメロ]


  ピピ――ピピ――ピピ――。

 無視して楽しいか?我々は全世界に発信したつもりだったが、どうやらそれは思い違いだったらしい。我々が思考して生み出した言語は大気中に空中分解し、溶けて消える寸前。

 もしかして無視をしろとでも教わったのだろうか?それは面白いしつけの仕方をするもんだ。数の多いところに羽虫のように集まり、他にも同じぐらい素晴らしい小説を無視する。実にくだらない。星の数が多い程面白いわけではない。星の数が少なかろうと面白い作品は沢山存在する。

 じゃあ、同じ立場に君ラがもし立ったとしたらどうする。自分の思いを言語化して小説に綴る。どんな感想が来るのかな?レビューくるかな?そんな期待を抱く。

 ところがだ。感想どころかレビューどころか、人が来やしない。ランキングだけを見てレビューだけを見て、新着小説という財宝に目を向けない。

 ああダメだ。理解ができない。また明日発信する。

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