第7話
それは「原作」にはない。ゴ○ラやガ○ラに比べれば、大分後発で、物騒ではなく、ずっと小柄だったりする。かと言って、全く危険ではないかと言えは、全然そうでもない。やはり闘うのだから。
ウ○娘みたいに美少女ではないものの、それよりもマスコット感はあり、先達としては、其の道のバイオニアともレジェンドとも呼ばうことが出来よう。彼等彼女達もやはり群像劇であり競い合う。ウマのように。人と共に。
ウ○娘は二周年時点で百には満たないのに対して、それは二十六年で数百? しかも、前者が同一種であるのに対して、後者は数百種?
ト○ーナーとポ○モンマ○ターって、何だか似ている様な気がするのは私のみであろうか?
“ポケット”サイズとは言え、“モンスター”だからと言って、いくら闘わせるのに見栄えのする才能なり能力を持っているからと言って、野生で伸び伸び生きている生物を手前勝手な都合で捕まえて、窮屈で真っ暗なカプセルに詰め込むって、考えてみるに随分酷い話なのでは? それこそ鬼畜の所業というべきものなのでは?
私はついつい考えてしまいます。
「もしかしたら、自由を愛し、束縛されることなど望まず、人の都合で鍛錬という名の苦行を課せられたくなどある筈もなく、何よりも、誰とも闘いたくなんかない、ポ○モンだっているんじゃないのか?」と。
「もしいたとしたならば、前章迄記してみた、勝手に想い測ってみた、「原作」のウ○ラちゃんよりも、もしかしたら、内心ずっと辛い思いをしていたりしててもおかしくないんじゃないのか?」と。
たとえ(他)人から見てどんなに才能があったとしても…………。
全くもって(本)人がそうあるとこを望まぬのならば…………。
完
ウララちゃん 荒馬宗海 @Kna4001
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