16.先輩、脈ありです。
「今度は広島に行くんですか?」
「うん、向こうにいる方に案内を頼むつもり」
その方は私も知っている人で、年上の女性で、魅力的で、独身で、なにより先輩と仲が良さそうにLINEをとりあっていた。
日が近づき、先輩がLINEをするよりも早く電話でやりとりしたり、その方から先輩へLINEがきたり。
その光景を見て、
「先輩、ありますよ」
脈、ありありです。
ぐっと私は拳を握りしめて、応援する。
「いってらっしゃい」
来週の先輩からの報告が楽しみだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます