第2話 小説の文章作法(基本的なルール)
堅いタイトルで、すみません。
皆さん、文章の基本的なルールって、ご存知でしょうか?
カクヨム巡りをしていて最近よく思うのが、
意外と文章の作法に則っていない作品が多いな、と。
もちろん、作法に従って書かれている方もいらっしゃいます。
かく言う私も、作法には気をつけて書いているので、作法を使っていない作品を見ると、つい口を出したくなります。
でも、Web小説には、表現の自由があります。
もしかすると、知っていて、敢えて書かない、という方もいるかもしれません。
そう言う方からすれば、私のように作法がどうとか言うコメントを見ると、面倒だな、と不快に思われる方もいるでしょう。
なので、ここに書こうと思いました(笑)。
そもそも、Web小説歴が浅い私には、その辺の事情が疎くて……もし、こういう理由から使ってません、と言う方がいらっしゃったら、是非理由を教えて欲しいです。
知らない、という方へ向けて、簡単に説明しておくと……
小説の文章には、一応、作法というものがあります。
作法と言っても、絶対に守らないといけない、という規則はなく。
表現の自由の範囲と言われれば、そういうものかな、とも思います。
ただ、公募を目指していたり、本を出版するという方は、意識した方が良いと思います。
かく言う私も、公募を意識しているので、作法には気をつけるようにしています。
作法は守って当たり前、という方もいらっしゃると思うので、そう言う方から見ると、作法を守っていない作品というのは、見る気が失せてしまう、ということも、あるかもしれませんよね。
内容が面白ければ作法なんて気にしない!
というのも構わないとは思いますが、
少しでも幅広い読者層を獲得したいのであれば、気をつけてみても損は無いと思います。
で、その作法というのは、主に以下の三つです。
①会話文の感嘆符や疑問符(「!」「?」など)の後にセリフが続く場合は、全角スペース(空白)を入れる。
(例)✕「粒あんとこし餡、どっちがすき?俺は、こし餡!」
○「粒あんとこし餡、どっちがすき? 俺は、こし餡!」
②三点リーダー「…」やダッシュ「―」は偶数で並べる。
(例)✕「…」
○「……」
よく「・・・」というのも見掛けますが、「……」とするのが正しいそうです。
③会話文の最後には、句点を打たない。
(例)✕「カクヨムで小説を書いています。よろしくね。」
○「カクヨムで小説を書いています。よろしくね」
これは、小説だけではなく、漫画のセリフでも同じです。
まあ、他にも色々ありますが、私がよく見かけて気になるのは、上の三つかな。
文章の先頭に空白を入れる、というのもありますが、あれは縦書きのためのルールで、横書きのWeb小説だと逆に読みにくくなったりしますしね。
たぶん私が公募用に書いた作品には、文章の先頭に空白が付いていると思います(笑)。
興味のある方は、ネットで「小説 ルール」とかで検索すると、たくさん説明が出てきますので、調べてみてください。
どうでしょう。
意外と、簡単じゃないですか?
こんなことくらいで、読者が少しでも増えるなら、やってみようかなって、思いません?
せっかく皆さんが一生懸命考えて作った小説なんです。
作法のことくらいでケチをつけられたら、勿体ない。
まあ、公募を意識しない限り、知らない人は知らないんだろうなぁと思います。
Web小説の公募がどうなのかまでは分かりませんが。
ライトノベルを読んでいて、たまに上の作法が守られていない作品もあるので、Web小説は、その辺のルールが違うのかも。
個人的には、上の作法を気にするかどうかは、個人の自由かなぁと思います。
ただ、私がどうしても受け付けないのは、句読点のない文章。
「〜は、○○」と打つべきところを「〜は○○」と繋げていたり、
「〜だった。」と打つべき文末に「〜だった」で終わっている。
前者は、まだいい。後者は、もう無理。
仕事でも、若い子がたまに書き忘れたかのように文末に「。」を打たない。
これ、ビジネス文書では、ありえないですからね?
「〜た」で終わってるのだから、文章が終わっているのは分かりますが、何故「。」を付けない?!
文末には、「。」を付けましょう。
……って、小学一年生で習うと思うのですが!
以前、どうしても気になって、一度コメントで指摘をしたところ、「漫画形式に書いているので〜」と言われました。
……いや、漫画でも、「。」付いてるからね?!
たぶんそれは、会話文の最後だから「。」がないだけです。
句点は、打った方がいいと思います。
小説うんぬんではなくて、文章の基本です。
う〜ん……でも、これも表現の自由なのか?
私が神経質すぎますかね?
皆さんは、どうでしょうか。
という訳で、私は、句点のない文章だけは、大変申し訳ないのですが、読めませんっ!!(ごめんなさい!)
※誰か特定の人を批判しているわけではなく、あくまで私個人の一意見、価値観を述べているだけです。
ご不快に思われたら、申し訳ありません。
それでも、俺は俺の文体を貫くぜっ!!くらい言って欲しい(笑)。
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