第62話 高い品物(価値)にはいつまでも残価があります
先日の事ですが、家族に運転を任せた際に帰宅後にエンジンが掛かったままだったようです
無事にバッテリーが次の朝にはお亡くなりになっていました
この場合ハイブリッドなのでバッテリーだけの対処で保険会社のロードサービスを呼ぶ羽目になりました
無事にバッテリーはジャンピングで始動出来ましたがその際にナビゲーションと四枚ドアの全窓が集中コントロールが初期化されてしまい動かなくなりました
こちらはディーラーに行き初期化を教えて貰って回復し、ナビも設定のやり直しでどうやら、事無きを得ました
作業している間に最近の新車納車状況を世間話として聞いてみました
ランクルは人気車の上に新型コロナ禍の影響で受注は完全ストップ、アルファード系は各店舗に割り当てがあり、その割り当ては抽選方式で買うことが出来るものだけど現在は枠を使ってしまい受注不可とのこと
その他の車種は新年のダイハツショックの影響がここにきて回復して何とか受発注業務はこなせているらしいです
ランクルは相場により変動はありますが一時は新車の倍近いプレミアムが付いていました
アル/ベルも高いプレミアムは変わっていません
これらは数年先になっても高止まりしている事でしょう
残価設定で新車を購入する若い年齢層が多い訳です
自分的には新車だったり高級車には全く興味が湧きません
買っても直ぐに飽きて売ってしまいそうです
さて、高い品物や需要の大きな品物は上記の様に価格の維持がされます
新品として購入するものが超高額であればあるほど、価格や価値は残存するのがこの世界の常識だと思います
中途半端な品物は残存価値はゼロ、もしくは中途半端な価格しか残りません
まぁ、中古車やバイクに限って言えばノスタルジーと、現車の無い物ねだりで異常な相場が形成されている事も起きてはいますが恒常的な事ではないです
これらは当然刀剣・刀装具の世界でも言えることです
金工に発注して高い料金を支払った品物は現代に於いてもその価値観は色褪せません
町彫りの開祖である宗珉の場合、当時飛ぶ鳥を落とす勢いであった豪商の紀伊国屋文左衛門から刀装具の注文を聞きましたが気に入らず断りました
紀文がお金を積んでも入手出来ない作者の品物ですから現代でもマニアの垂涎の的です
人生も折り返しを過ぎていることですし、どうせならば無駄打ちはしないで本当の優品だけを二つ三つ欲しいことは以前から思っていることですが中々巡り合えませんね
この世界はほぼ全ての金工作品がワンオフの品物ですから良い出会いに恵まれるか、もしくは相当の高額を提示しないと入手は叶わないです
今月は少し長距離を移動して自分から出会いを作り上げるつもりです
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