第48話 鳥山明さん・・
鳥山明氏が亡くなられました
漫画家として神様と崇められる御大、手塚治虫氏がその才能に賛辞を贈ったその絵をこれからは見られないと思うと大変に残念に思います
鳥山氏は愛知県のご出身でサラリーマンを経て漫画家になり大成功を収めました
彼のデビュー作品は私の小学生時代の頃でして当時はジャンプからチャンピオン、マガジン、サンデー、ガロ、ビッグコミック、冒険王、アクション等々の殆ど全ての漫画雑誌を親戚の家に毎日のように立ち寄っては夢中で読みふけっていました
確か、最初の頃は彼の読み切り的な作品を読んだような記憶があります
その後ドクタースランプを連載し、小学生だった我々の毎週の話題を大いに盛り上げてくれました
小学生高学年の頃の担任の先生がキャラクターのスッパマンに激似だった為、運動会の時のクラス紹介にはソックリ真似して大きな模造紙にスッパマンを描かせて頂いたのが良い思い出です
担任の先生は苦笑いしていましたが、他のクラスからもとても好評でした
彼の描く漫画はそれまでの漫画が持っていた概念やテンポをことごとく覆して行くスタイルだったと思います
丁寧に描き込まれたコミカルな絵柄はポップで絵画作品としても成り立っていました
ドラゴンボールは高校の頃に連載が始まり初期の頃は読みましたが、天下一武道会辺りの話から徐々に離れてしまったと思います
世間的にはドラゴンボールが大多数の評価の根源だと思いますが、その頃の私は別の漫画に興味が移っていました
再び彼の作品を知るのはファミコンのドラクエで遊んでいた頃、箱に描かれている絵がとても鳥山明に似ているなぁ、と思い調べたら彼自身の絵だと知った時には才能の幅にとても驚かせられました
彼の描く架空の動物やキャラクターは細部まで手を抜かないので今見てもとても楽しく感じられます
何故、ここまで彼の話を引っ張るかと言うと、先週の土曜日に古本屋に出向き、刀剣の書籍を探していた際、雑然と並んでいた書籍や漫画の古本の中に、鳥山明の大判のデザインブックを発見、たまたまその真横には探していた手塚治虫のブラックジャック全25巻が並んでいました
とても綺麗な状態の両作品ですが、デザインブックは2,000円、ブラックジャックは5000円、刀装具の書籍と比較したらとても安いのですが、さすがに他の書籍を買い過ぎてしまっていたので置く場所を空けてから来週買いにこよう、と思っていたところだったからなのです
ずっと鳥山明氏の原画を探していましたが見つからぬまま今に至ります
彼が亡くなった事で、おそらくもう入手出来る可能性はほぼ無くなりました
私の部屋には、彼の描いた印刷の絵が額縁に入れて飾ってあります
それ以外は江口寿史氏のジークレーが数点飾られています
漫画家を評価する場合に、私の場合は大きく伸ばして飾っても鑑賞に耐えられる画力の作品が好みです
鳥山明、江口寿史、最近で言うと大暮維人、葬送のフリーレンのアベツカサなどの絵は大変に好きな作風です
手塚治虫と鳥山明の両作品ですが、明日買いに行ってきます
小さくて目立たない店舗なので多分そのまま残っているハズです
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