好きだったはずの彼女への好意が急激になくなってしまった理由を半年以上かけて論理分解した話
PUCCHI
疑問
昨年の春、付き合って4ヶ月ほどになる彼女と別れることになった。
原因としては僕が別れる数週間前にはあったはずの彼女への好意を急激になくしてしまったためだ。アラサーで同い年の彼女を、好意が行方不明の状態で繋ぎ止めて時間を搾取してしまうのは申し訳ないと思い、こちらからできるだけ早めに別れを切り出した。
彼女は思ったよりすんなり受け入れて、直接会うこともなく別れることとなった。
自分から別れを切り出したこともあり、特に未練や後悔が残ることもなく、ただ元の彼女のいない生活に戻っただけだった。
世間一般で言うと3〜4ヶ月ほどで別れるカップルなど粗にいると思いつつ、あの「好意が急激になくなってしまった」現象の理由を自分の中で理解できずにいた。
特にいざこざや喧嘩があった訳でもなく、嫌な部分が見えた訳でもなく、蛙化現象が起きた訳でもない。なんの前触れもなく急激に好意がなくなってしまったのだ。
「好意がなくなった」というのは「嫌いになった」という意味ではない。
「好きという気持ちがなくなった」のであって、「+」の気持ちが「−」ではなく「0」に近づいていった感覚に近い。
どうしてもこの現象について論理的に理解したいという思いに駆られ、友人から客観的な意見をもらいつつ、自分の中で思い当たる理由を考えてみた。
「時間が経つにつれて気持ちが冷めてしまったため」「付き合うことによって自己肯定感が上がり、相手との釣り合いが取れなくなったため」「元々好きではなく恋に恋していたため」など、いくつか挙げてみたものの正直どれもあまりしっくりこなかった。
とうとう自分の中で理由ははっきりしないまま、時々なんでもない時にふと思い出しては考えて、答えが出ないというループに陥っていた。
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