第4話 第一回勇者殺し

久しぶりなので前回までのあらすじ

「勇者殺し」の異能をもつ暗殺者リーシェルエンはとあるヤツから依頼を受けた。

それは、「勇者」の異能をもつ少女を殺すこと。

さぁ、どうやって殺すんですょうか!盛り上がってまいりましたね!実況、解説、執筆ともMasterMMがお送りします!


ーーーーーーーー本編イクゾーーーーーーーーーーー

リーシェルエンは、生活用として借りているアパートの一室で、うずくまっていた。

「なんで、なんで…なんで…」

ガヴァと起き上がり、咆哮をあげる。

「なんでなのよ!」

「どうしたんだい〜そんなに喘いで」

「喘いでないわ!」

ヴァリトスはそうかな〜とにこやかな顔で、リーシェルエンを見つめる。

「…はぁ、アンタの顔見てるとやる気なくなってき

 た…寝たい」

「いやいやぁ〜流石に宿題はしないとね」

「…ッあー!もうわかったわよでもちゃんと教えな

 さいよね!」

説明しよう。 

リーシェルエン。彼女は幼い頃から身寄りが無く、暗殺技術と異能、魔術のみを徹底的に育て上げられた。暗殺技術の中にはもちろん、翻訳、読み書きなどは入っている。もちろん数学も、物理、生物も勿論満点である。では何故こうなっているのか。そう、それは。

ーーーー道徳である。

何せ道徳は一般教養さえあれば誰でも答えられるもの。だが、あくまで暗殺の為の道具として育て上げられたリーシェルエンには、そのが無いのである。

「え〜と、『地域の二酸化炭素排出量を減速させる

 にはなにがいか』、ねぇ」

「皆殺しでしょ!?皆殺し!ナパームで皆殺しすれば解

 決するじゃない!」

「それだとね〜地域社会がなくなるね、そうだ

 な〜答えるなら風力発電…ゴミ処理の見直し…」

「…待って風力発電ってなにゴミ処理って?」

…訂正しよう。リーシェルエンには一般的知識も足りていない。

2時間後。

「やっと終わった…」

「おつかれだね〜ホント」

道徳にここまで時間がかかるのは恐らく全人類中リーシェルエンのみである。

「それで〜どうだった、『勇者』は」

「…正直言えば、無理。」

「へぇ〜それはまたどうして」

「それは…」

ーーーーーーーー次回に続くーーーーーーーーーー

リーシェ、般教養がないにしても長くね?そして、

リーシェルエンが『勇者』の暗殺を無理と言った理由は…!?

次回「『勇者』が死なない理由」

リーシェ「次回も見なさい!」

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