第6話 さんすう
英語のない中学受験のメインは算数である。
小学校の算数はとにかく難しい。公立小学校の教科書だけをやっていては解けない問題が多くある。したがって、どこかの塾に行き、解き方を習う、あるいは塾に行かなくても塾主催の模試だけは受けたほうが良いと思っている。
ただ、それだけではまだ不十分である。一部の天才・秀才の子を除くと塾の解説だけで全部の問題が解けるとは思えない。そこまで難しいのだ。そこで理解するために家庭学習が必要となるのだが、ここで親が難問を解けるかどうかが重要である。親もそれなりの学歴を持っている場合は、子どもと一緒になって問題を解いていくことができる。そうでない場合は、家庭教師か個別指導の塾に別に通わなければ子どもが解法を理解するのは難しいだろう。学歴を持った親か、収入に困らない親かどちらかが必要になる。
こういうところからも格差社会の固定化を垣間見ることができる。
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