第2話 共通テストフィーバー
次男の決断。
「1日の試験は会場が遠いので受験しません」
こいつは何を言ってるんだと思うかもしれないが、順を追って説明しよう。
次男は特殊な学部を受けたため、受けられる大学の選択肢は少なかった。だが、同一学部を複数回(共通テスト、大学独自を数回)受けることができた。数撃ちゃ当たる方式で受けられる全ての試験に出願していた。
共通テスト、最後に自己採点した理科が思ったほど良くなく、テスト当日はお通夜状態だった。だが、物理と生物の点数が開きすぎていたため、点数調整が入り、生物化学選択の次男の点数は20点ほど上がった。
そうすると共通テストで勝負できる大学が増えてくる。自己採点の点数通りであれば、ほぼ全ての大学に合格という予備校の予想が出た。ただ、万一自己採点に間違いがある可能性を考えて、最低限の大学独自試験のみ受けることにした。会場が遠い大学の受験は往復の負担と感染症予防から回避したのである。
共通テスト、味方につければ怖いものなしである。
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