令和だらだら草
大和鮎
Aちゃん
同僚Aちゃんとのランチの後、
オフィスの席に戻り、パソコンを開くと取引先から大量のメールが届いていた。
発注ミスだろうか、書類不備だろうか。
何だか頭がぼーっとする。一旦、メモ帳を開き、気休めにさっきAちゃんとのランチで感じたことを書いてみた。
同僚Aちゃんは絵に描いたような良い人だ。
笑顔が絶えない。怒らない。人の前で一切悪口を言わない。
今日のランチの時も、彼氏への誕プレや最近ハマっているドラマについて、キラキラオーラ全開で話していた。
対して私は、会議の時間が長すぎるやら、あの上司と馬が合わないやら、仕事の愚痴。疲労。イライラばかり。
Aちゃんに会うと、どうやったら彼女みたいになれるのかつい考えてしまう。
なんでAちゃんってあんなに良い人なんだろう?ああやって生きれたら、幸せなのかな?
私はAちゃんと対極にいる人間だが、少しでも彼女を理解したく内省を始めた。
そこで、昔の職場での嫌な記憶を思い出した。
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