第1話 出会い
俺は社会科の教師1年目、ある日同じ社会科の教師である美音と出会った。寒い日だった前から来た女性が俺にぶつかって物を落とした。「すみません」と言いながら物を拾った。「失礼します」と言って走って行ってしまった。学校の名札を落として行った。登甲北高校 社会科 樫木美音と書いてあった。ちょうど今日の午後に登甲北高校との意見交換会が社会科の教師で行われる。その時に渡そうと思った。午後意見交換会が始まり美音の姿もあった。会が終わり美音の所に行こうとしたら向こうから来て「今朝はすみませんでした。職員会議に遅れそうで急いでまして。」と美音が言った。「これその時落としましたよ」と渡すと美音は「来れなくて探してたんです。ありがとうございます。これ再発行がなかなかに面倒なので本当にありがとうございます。お礼にと言ってはなんですがご飯一緒に行きませんか。」と言った。「じゃ今週の日曜日行きませんか。」と言うと「わかりました」と美音は笑顔で答えた。日曜日になり待ち合わせした桜木町駅に行くと美音が先に待っていた。「すみません待ちましたか。」と聞くと「全然待ってませんよ」と美音が答えた。海上のゴンドラに夕陽が反射している。海を見ながら美音のおすすめというレストランに向かった。夕食を食べながらお互いに社会科の教員という事もあり長い時間話してしまった。店員がラストオーダーの時間ですと声をかけてきた。楽しかったです。「またお食事していただけますか」と美音が俺に聞いた。「是非是非」と言った。
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