第6話

「ではリスナーさんと対決していきます〜‼︎」


:みんな賭けをしないか?「剣に愛されたい姫」が将棋で勝てるかどうか!!

:多分瞬殺される

:同じく

:同じく

:同じく

:賭けになってないんだよなぁ


「何でみんな私が瞬殺されることになってんの⁈私が瞬殺するのよ!!」


:あーこれは

:分 か ら せ た い

:少なくとも初手王で突っ込むやつに負けないよ

:王で突っ込んだのか笑

:伸び代しかない

:なお一向に成長しない模様


さっきあった人はこんな配信してるんだな。

あの後家に帰って動画を見ようとしたらふとさっき会った人 …「剣に愛されたい姫」の動画を見てみようと思い見始めたが意外と面白い。たまにはこういうのも悪くない。


にしてもダンジョン配信以外でもこういう将棋やらゲーム配信をしてるのか。



「対戦よろしくお願いします!まずは……」


:お?意外といい勝負してる

:相手も初心者なんやろ

:それでも押される我らの姫

:これでも対局数は50を超えている模様

:んー、才能なし!


「っ〜‼︎もう!また負けた〜!何で勝てないの⁈」


:いつもの

:いつもの

:いつもの


「っはあ、対戦ありがとうございました。っはあー。でも今日は気分いいよ?」


:何で?

:お前さっきの配信見てなかったんか

:アイアンゴーレム倒したんやぞ

:え、見てない。今から見てくる!バビューン

:アイアンゴーレムってどれぐらいの強さ?

:大体Bランクパーティーがギリギリ倒せる強さ

:Aランクだったら誰でも倒せる

:でも「剣に愛されたい姫」はAランクなりたてやで?

:まさに期待の星やな

:しかも5体倒してるからな




「そう‼︎アイアンゴーレム倒した時は自分の成長を感じたな〜‼︎しかも5体だよ?5体。私ってば天才すぎる?これでSランクにもなれるかな?」


:ドヤ顔可愛い(うぜえ)

:本音と建前が逆やで

:努力すればなれるんじゃね?(適当)

:いやでも、Sランクねぇ

:う〜ん。別に俺らは喜ぶけどな。ただ…

:下層にはいってほしくない

:だよなぁ



なんだかんだ心配してることからこの人はリスナーに愛されてるんだな。まぁコツコツ努力して、喜んでいる姿を見ると何というか親目線になってしまう。


「ちょ、みんな本気にしないで⁉︎流石に冗談……ではないけどまだまだ先だから、みんなもしかして心配してくれてるの〜?ツンデレさんたちめ!」


:あーあ。俺を怒らせちゃったね

:別にお前が怒ってもお前の部屋(子供部屋)が散らかるだけやから

:あ?表でろやカス。こっちはトイッツ(英語の試験)で942点とったんやで?まぁお前にはこの凄さが分からんかww

:お?こっちは税理士一発合格、とある有名大学卒 身長182、都内85階タワマン住みがしょうもない人生なんですか……笑。ごめん、格の違いを見せつけてしもうたわ

:都内に85階のマンションなんて無いですけど

:日本とはいってないやろ?勘違いすんなボケカス

:トイッツのテストって5点刻みですよ?

:トイプルと間違えたんや

:トイプルの満点は120or300or677だボケカス

:あー見てらんない

:んー。これは大物

:なお釣れたのはガラクタの模様

:あーあ。両方黙っちゃったよ

:なお、2人とも自爆した模様

:汚物はしょーどくだ!



たまに荒れるんだな。まあこの手の輩はどこにでもいる。今に限った話じゃない。


「これって私のせい?ご、ごめんなさい!でもここでは喧嘩しないで〜。あ、あとあと!今日凄い人に会ったんだよ⁈『修羅』さんっていうSランクの人!会ったらオーラが凄すぎて言葉が出なかったもん!!」


:「もん」可愛い

:え??『修羅』に会ったの?

:よく生きてたな……………

:え?マジで会ったの?

:オーラがあるんか。ワイもオーラ出せるかな?

:安心しろ誰にも…いや、ほとんどのやつはできないから

:Sランクはマジで次元が違う。ほんとに

:そんなに?

:お前一回Sランク探索者の動画見てみ?俺Cランクだけど何が起こってるかわかんないから

:その中でも『修羅』は……ねぇ

:協調性を無くした代わりに異次元の強さを手に入れた人間。いやあれ人間なのか?

:確かAランクからSランクまで集まる緊急集会でもほとんど行ってないんやろ?

:というかSランク探索者の半数はあんまいってなくね?

:個性強い人しかいないんだよなあ

:でも強いから許されてしまう

:『修羅』と比べられるSランク達かわいそす

:他のやつも十分強いけどね

:『修羅』と張り合えるやつは誰なん?

:張り合えるやつは……誰なんやろ?

:張り合えるというよりも生き延びることができるやつはSランクでも半分以下だと思う

:アメリカだったら?

:んー。もしかしたらいるかもしれないけど分からん



「いつか『修羅』さんともダンジョン潜ってみたいなあ」


:それは相当先だね

:でももし実現したらめちゃめちゃ盛り上がりそう

:多分このチャンネルの過去最高の視聴率になると思う



確かにそれはそれで面白そうだな。まぁ今の段階ではやる気にはならないが。SランクならまだしもAランクなりたての探索者を守りながら戦えるほどダンジョンは甘くないからな。

彼女がSランクになった時の楽しみにしておこうか。


ああ、もしも、もしもだ。戦える日が来たら楽しみだ…!



————————


読者の皆様にお聞きしたいことがあります。

僕は小説を2000文字ぐらいで書いていますが1500ぐらいに減らした方が読みやすいか、お聞きしたいのでコメントよろしくお願いします。


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