オカマが鍛冶師やっててもいいじゃない
ルゥイ
第1話 鍛冶師セツ
ギルドから少し離れたとある鍛冶屋そこは
とある名物鍛冶屋だ
「いらっしゃい」
「今日は何を御希望かしら?生成?精錬?
それともアタシかしら?」
「精錬で」
「迷いなさいよ!!アタシか精錬か!!?」
「精錬で」
「あなたゴーレムなの?同じ言葉しか繰り返さないなんて」
「いやそれ以外言うことないじゃないですか」
「もうなんなのよ!!ちょっとぐらい乗ってくれてもいいじゃない!!」
そうオカマの営む鍛冶屋なのだ
この店の名は【ティオ】
そしてこの店の
黒の綺麗な長髪と中性的な顔立ち、178cm
程の長身ではじめて会う人から見たら
綺麗な女性だと思われるような容姿だが【漢】だもう一度言っておく【漢】だ
その見た目から女性と間違えて口説こうと
する人は多いがある意味ここが1番の
初見殺しである
そしてちょうど今客として来ている男も
口説こうとした1人である
名前は《ケイト》冒険者だ
オレンジ色の短髪そして少年と思われる
ような見た目がコンプレックスの青年だ
「ちょっとケイトちゃんあなた最近アタシに冷たいんじゃない?」
「イヤイヤフツウデスヨー」
「なんでカタコトなのよ!!あなたはじめて
会った時になんて言ったか覚えてる?」
〜妄想〜
「お姉さんに一目惚れしました!!
僕とお付き合いください!!」
〜妄想終了〜
「なんて言ってたのに、、、なんでこうなったの
かしら、、、ハァ」
「いやあなたのせいですからね?」
「あの後男性だって他の人から聞いた時は
人間不信になるところでしたよ」
「あらヤダ!!アタシったらそんなに美人🎶」
「あ〜はいはいそうですねっというか今回
来た理由忘れてません?」
「え?アタシじゃないの?」
「違います精錬ですよ」
「んもう!!ほんとにデリカシーのない男」
「ソウデスネーってことでこれよろしくお願いします」
「ちょっとアタシの扱い雑くない!?」
そんな話を無視してケイトが差し出したのは
片手であつかうには少し大きい片手剣と、
胴体程の大きさの盾それと、強化するために
必要だとされる魔石を2つ置いた
片方は、属性の付いていない魔石
もう片方は、土属性の付いた魔石であった
「あら?属性付きの魔石なんて珍しいじゃない
どうする?土属性は金属系の装備と
相性が良くて魔力を込めれば修繕も
してくれる優秀な属性だけどどっちに付けるのかしら?」
「剣の方でお願いします」
「わかったわじゃあ、こっちの何も付いて
いない魔石は盾に使っておくわね」
「仕上がるのはだいたい2時間後よ受け取りは
いつでもいいからよろしくね」
「わかりました」
そしてセツは工房に入った
その工房はかまどや金敷、ハンマーなど
生成用の道具から、針のように鋭い小道具
まで幅広く揃っていた
まずはじめに取りかかるのは盾だ新しく
はめ込む片手剣に比べて魔石内の魔力を
注ぎ込む方が楽だからだ
「この魔石純度がいいわねこの盾の防御力
かなり上がるわ🎶楽しみね🎶」
そうこうしてる間に盾が終わった
「いいわねぇこの盾いい感じに仕上がったわ🎶次はこっちね」
片手剣と土属性の魔石を取り出した
「ん〜この魔石なら2つ術式を詰め込んでも
問題ないわね」
属性付きの魔石は扱いづらい分能力はかなり上がる、錆びた包丁が牛の骨をスッと切れるぐらいだ
「そうねぇあの子は叩き切るような戦い方
だったはずだから、、、修繕と重量ね」
そして片手剣の柄の部分に魔石をはめ込む
穴を掘りはめ込むそして針のような物で魔石に何かを書きはじめた
術式だこれが無ければなんの効果も出ない
あるとすれば砂が落ちる程度だその他
属性付きの魔石も同様に魔石からこぼれ
落ちるように出てくるだけだ
そんなこんなしてる間にも作業が進み
「よし良い出来栄えじゃないかしら🎶
ちゃんと能力も付いてるし完璧🎶
あとはケイトちゃんが受け取りに来る
だけね🎶」
翌日ケイトが受け取りに来た
「いらっしゃい今日はなにをs」
「僕の武器を受け取りに来ました」
「まだ話してる途中じゃないのよ!!」
「まぁそれはいいとして僕の武器は
どうなりましたか?」
「酷いわ、、、グスッ」
「もうとりあえず盾の方は防御力を
上げておいたわちょっとやそっとじゃ
砕けないわよお姉さんが保証するわ♡」
「お姉さんじゃなくてオネェさんでしょ」
「細かい男は嫌われるわよ!!」
「はいはいそれで剣の方はどうなりました?」
「剣の方は修繕と重量あなたの戦い方に合わせて少し重くしてみたわ」
「おぉいい感じですねしっくりきます」
「良かったわじゃあ値段の方なんだけど
盾の方が3万ゴールド
片手剣の方が7万ゴールドで
合計10万ゴールドよ」
「やっぱりそれぐらいはするよなぁ、、、」
「当たり前よアタシだって商売してんだから」
「まぁこの仕上がりがいいからリピートする
けどな」
「あら嬉しいこと言ってくれるじゃないの🎶」
「ありがとうまた頼むよ」
「ありがとうねぇ」
ケイトを送り出したセツは早めに店を閉じ
買い物に出かけた、その日セツは赤子を拾うのであった
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