38 いい加減な冒険譚 その38
モンスターハウスに転移魔方陣で跳ばされたツトムたち。すぐさま死に掛けになるフィンと逃げるにしても、戦うにしても、既に足手纏いとなったファラ。幸い……と言っていいのか分からないが、魔導ドローンカメラは転移前の場所に置き去りにされていた為にライブでこの場を映してはいない。
……という訳で、「生きて生還」を第一に2人には
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──
ずがああああんんっ!
……何とか耐え凌ぐ。
「おお、怖……って、こいつぁ……」
雄々しい筋骨隆々な体。逆三角形のボディビルダー体形な……頭部は牛、体はシックスパック、各部位がゴリゴリの筋肉を誇るボディビルダー体形なミノタウロスだった……
(やべぇ……筋肉ハンパねぇっ!)
〈ブルァーーッ!〉
某若本さんバリの怒声を張り上げ、巨大なバトルアックスを振り上げ……牛男は地面へと叩き落とすっ!
ずっがああああんっ!
飛び散る破片を盾で弾きながら逃亡を始めるツトムだが……
「ド畜生ぉーーっ!?」
と、こちらも叫びながら次々と落とされる、殆ど巨大な鈍器と化したバトルアックスの打撃を回避していく……直撃を受けたら最後、盾毎粉砕される未来しか見えないのだ……
(こいつ、最初の攻撃は手加減してやがったな?……タイマンでも勝てるかどうか……だが、今のヘバり気味の身体じゃ絶対無理! ミノなんて俺がフルパーティー居ても勝てるかどうか
勝てない理由に装備がショボいというのもあるが……ゴブジェネ辺りならタイマンで勝てるつもりではあるが、ミノタウロス……それも上位体なんぞレイドクラスだろ! 息継ぎも無しにあのバトルアックスを振り回せるあいつなんぞ、専門のタンクですら防げるか厳しいぞっ!?
ずがあんっ! ずがああんっ! ずががああんんっ!
「……あ」
回避してダッシュで逃げて、攻撃を利用して反動で跳んでたら……詰んだ!
ニィィ……
口角を歪ませてニヤける牛顔。後ろは壁……右も壁……左も壁だ。つまり、まんまと袋小路に追い込まれてしまった訳で……
(ヤヴァイヤヴァイヤヴァイ! 何とか逃げられる隙間は……)
とは思ったけど、どんどんミノの背後も左右も他の魔物たちが隙間を埋めていく……つまり、
「ちぃっ! 詰みかよ!?」
じりじりと隙間を埋めていく他の魔物たちに、背後を振り向くミノタウロス。その瞬間……魔物たちの動きが止まり……
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ツトム(チャァーーンス?)
再び
※上に隙間は無いといった覚えは無い!(笑)
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