54話 精霊島の深淵のダンジョン
俺は精霊島の深淵のダンジョンに入る為にはどのル-トで行くのが良いか検討して
居た、船で行くとソ-サナ-ル共和国の首都スメイルから出ている船がダンジョンの
近くの町イガリに着く、それが便利だが10日程掛かり時間が無駄に思うのでダンジョ
ンの周囲が山間なので飛空船の降りる所が無さそうで、前にアイリナ-ルと行きシン
ピ湖の傍で舟を作った所には転移で行けるので其処に行く事にした、そこからはイガ
リ迄300km程なので暗くなってフライでいけば直ぐに着きそうだった、其処に着き暗
く成るまで待つ事にしたがシンピ湖を眺めて居るとエルフの王女にユキを連れて遊び
に来いと言われていた事を思い出した、ユキはまだ2才だし転移が体に影響が有ると
悪いので5才に成るまでは連れて行かない事にした、アイリホルテは現在も独身でア
イリナ-ルの父親と連れ戻された時に別れて会って居ないそうだが、人族の冒険して
アイリホルテが王女を継ぐのが嫌で家出をしてロロガドで冒険者をして居た時に出会
い恋に落ちたそうだが、その冒険者の名前がスカイナ-だったそうだがアイリホルテ
が妊娠したのを知ったスカイナ-は、アイリホルテを捨てて何処かに行って仕舞いそ
れから会って居ないそうで、俺に妊娠させろと迫って来たがアイリホルテを鑑定して
見ると120才に成って居たので止めて置いた、アイリホルテはハイエルフなので1000
年の寿命が有るとされているのでそれから考えるとまだ若いのだが、シンピ湖を見て
いると何故かそんな事が思い出されてきたがもう直ぐ日が暮れる時間に成って来た、
この辺も真夏に成ると日が長く成り20時位まで明るいそうだがまだ5月なので7時前に
は暗く成って来るそうだ、それから暫くして俺はフライで飛び出した1時間程飛ぶと
道の様な筋が見えて来た、多分王都からイガリへ行く街道で上空から見ると筋の様に
成って居て道には見えないが其れに沿って飛んだ、道を見付けて1時間程でイガリの
町が見えて来たので降りてテントを出して寝る事にした、次の日に町に入りギルドに
行くと数組の冒険者のチ-ムがダンジョンへ入る準備をしていたが、俺が単独で入る
とはだれも思わずに注目もされなかったが受付で聞くと、「深淵の最深記録は122層
で100年程前のAランクチームで記録が残って居るそうだが、ここ最近では92層が最
高で地元のBランクチ-ムが3年かけて潜ったと有るのが最深です」と受付嬢が言った
が、「122層の最深記録も古くてギルドに残って居たがそのチ-ムのリ-ダ-の名前
だけは分かっています。スカイナ-と言う名の冒険者で5人のチ-ムで一時綺麗なエル
フが加わり6人に成って居たと残っていますが誰もこの事は知らないので、あくま
でも記録で残って居るだけでここ最近では92層が最深です」と受付嬢が言った、俺は
スカイナ-が実在したことに興味を持ったが、又今度アイリナ-ルに教えてやろうと
思った以外は如何でも良かった、俺はそれから大量の食材を確保してダンジョンの入
り口が有る町の外に出て来た、其処には今からダンジョンに入るチ-ムが3組程居た
が順番に入って行った、俺はソロで1層からなので石碑に触れて普通に入った、そし
てそこは普通の草原だった前方からゴブリンが2匹で俺に突進してきたが、ウィンド
カッタ-を連射して倒して進むと狼が5頭ほど詰めて来たが衝撃波で吹き飛ばし進ん
だ、この1層も可成り広そうでサ-チで検索するとここだけで端まで30kmは有りそ
うで、ギルドでも言って居た気がするが1層がとに角広いダンジョンに成るそうだ、
俺のサ-チも最近ではダンジョン内のどこに階段が有ると言う事が分かる様になった
が、其処に行くまでに魔物に出会うので倒しているが出来たら出会いたくない、
避けては居ないが面倒くさいというのが理由ですがギルドのサブマスが喜ぶので仕方
が無いとも思って居る人助けだと、そして階段に向かって進み2層3層4層5層とクリア
して行き10層に来た、この辺には殆ど冒険者がおらずゴーイングマイウエイだった、
10層のボスはオークでこの辺も普通だったので倒して外に出て石碑に触れて11層にき
た、そこから15層に来たら休憩所が有ったので中で仮眠を取って居ると、4人のチ-
ムが入って来たので見ると全員ドワ-フでずんぐりとしているが頑丈そうな体で一人
女性が混じって居たが体系は一緒だった、そのチ-ムの一人が話しかけて来た「あん
たはソロかい見かけない顔だが」と言うので俺が「そうだソロだ今日来た所だ」と言
うと、「それでここ迄来たかい早いなランクはAですか」と聞いて来たので「そうだ
Aランクだ」と言うと「流石Aランクは違うよね」と女性のドワ-フが言った、可愛
いい子だったがドワ-フも長生きで200年~300年の寿命が有るそうなので、見た目と
歳は違うかも知れないと思ったがアイリホルテの事も有るので、迂闊には近づか無い
方が良いと思ったので自重した、俺も聞いて見た「あんたらは何処までが最深だい」
と聞くと「俺達はこう見えてもCランクチ-ムなんで45層まで言って居ると言った」
俺は「それは凄いな」と一応驚いてから「ここのダンジョンは1層が広いが全部こん
な感じかい」と聞いて見たら、「そうだな大体こんな感じだだけれど時々狭いが強力
な魔物が居たりとか、無茶苦茶広い層が有ったりとかいろいろあると言われている
が、俺達もそこまで深く潜って居ないのでまだそれほどの所には出会って居ない」と
割と正直に言って居た、俺は「そろそろ行くよ」と言って出て来た、そこからは少し
飛ばして行き20層に来たが俺には高性能のサ-チが有るので幾ら広くても関係ない、
そう言えばあいつらは45層に言った事が有ると言って居たがどうしてこんな低層に居
るのか疑問に思ったが、如何でも良い事だったので20層のボスを倒して次に行く事に
した、しかし時間のかかるダンジョンだった30層に着くのに7日も掛かったのは新記
録だと思ったが珍記録の間違いだと訂正したい、30層のボスはオーガジェネラルだっ
た瞬殺して進んだ、30層から50層までは10日程掛かりギルドで3年で92層まで行った
と言って居たが、普通の冒険者には掛かるかもと思い出したそれ程時間も食材も消化
する事に成って居た、今の所はまだ食材には余裕が有るが魔法バックの無い低レでは
の冒険者では、1層に2日3日掛かりクリアするのが普通なのかも知れなかった、50層
から60層までは5日でクリア出来た魔石がどんどん増えて来たのでサブマスが喜びそう
だ、60層から70層までも5日で来れたが大分食材が少なくなつて来た、特にパンの消
費が多いが俺には御飯がまだ残って居たおにぎりパワ-で行けそうだが、おにぎりは
残して置く事にして一旦外に出て補充する事にした、70層から外に出てギルドには寄
らずに食材の補充だけにして十分な補充を済ますと70層に戻った、其処には1チ-ム
5人が食事中だったが俺が現れたので驚き俺に話しかけて来た、「お兄さんソロかい
と言いながら凄いなと漏らしたが、人族でここ迄来たのはスカイナ-だけと思って居
たが多分あんたは二人目だ」と言った、俺はそう言った人物に聞いた「あんたスカイ
ナ-を知って居るのかい」と聞くと、その人物は「ああ知って居るとも俺が駆け出し
のころスカイナ-はここの有名人だったが直接話した事は無いがな」と言った、「そ
うかそのスカイナ-の事で知って居る事を聞かせて貰え無いか礼はする」と言うと
「どんなことが知りたいのだい」と言った「そうだな-例えば住んで居た所とか彼女
は居たのかとか」と言うと、彼は「住んで居たのは宿に何時も居たし彼女は綺麗なエ
ルフを連れて居たが其れが彼女かは知らない」なるほど「100年も前の話だし無理が
有るよな」と言うと、「エルフは長生きだし知って居るかも知れないで確かアイリ何
とかと言うエルフだったと思うが」と言ったので、「アイリホルテでは」と言うと
「そうだ確かそんな名前だったあんたよく知って居るな」と言うので、「俺の義理の
母親なんでな」と言うと、「そうかそれは知らなかったが美人だろう」と言って居た
ので「有難うよ参考に成った」と言ってお礼に魔法ポ-チを渡した、それを受け取っ
たその男はこれは魔法ポ-チと叫んでいたので、又会おうと言って71層に降りて来て
探索を開始し始めた。
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