第17話 サラガンのダンジョンⅡ

 

 俺とスカ-レットはダンジョンの72層に来ていた、この階層で戦闘がされており最


深のチ-ムがここに居る見たいで避けて進んだ、俺にはサ-チとマップが有るので人


間のチ-ムを避けるのは容易い事だった、このエリアは林で藪と藪の間に平地が有っ


て歩き易いが油断すると林から魔物が飛び掛かり危うくなる油断は禁物だ、前方に


林の塊があるが平地が左右に分かれて居て右に行くと最深チ-ムと合流する形に成り


そうで、左に進んだそこには又違う林が有り林の大きさが直径100m程の塊が幾つも


有る様だ、まるで迷路の様に配置されていてマップが無いとくるくる回る事に成りそ


うだ、こういう所で俺のマップは役に立つし前の林には魔物が潜んで居るのが分かっ


た、この姿はカマキリの様だが大きいあの草原で出会ったカマキリの倍は有りそう


で、体長が5m鎌が2mは伸びそうで7mと言う計算で対抗するがサンザ-で痺れさせて


スカ-レットが止めを刺す事にした、カマキリは1体だけの様で後は無かった次の藪


からはムカデが這って来た、体長が7m程で口に大きなはさみの様に成り毒が有りそ


うだ、俺が冷気を出すと動きが鈍く成りスカ-レットが止めを刺した、そこからもマ


ップを頼りに進み階段を見付け降りて休憩した、ここでスカ-レットを鑑定した



     スカ-レット 人族  21才  レベル51  Cランク冒険者


 HP  1100

 MP  1100


スキル  火魔法 料理 生活魔法 剣術 肉体強化


火魔法 レベル9 ・ファイア-ボール ・ファイア-ランス

         ・ファイア-ウォール ・ファイア-トルネード


剣術  レベル8 ・受け流し ・スラッシュ ・十文字切 ・剣豪

         ・燕返し ・水流剣


料理  レベル6 ・美味しい料理が出来る 


生活魔法 レベル5 ・種火 クリ-ン 送風 



 スカ-レットもかなりのレベルに成って来たしHPとMPが共に1000を超えていた、


休憩を3時間程とったので出発する事にして73層74,75,76,77,78,79、の各層を突破して


来た、5日目にやっと79層を抜けて80層のボス部屋に来た、入るとそこには地竜が居


た鑑定すると出来たレベルが105も有る体長が28m体高が25mもあり土魔法と土


のブレスがあるし体は硬く鱗は全身を覆い弱点が1カ所だけある様だ、それは首に有


る逆鱗に剣を突き立てると竜は立てれなく成り、全身の鱗が剥がれ落ちて動けなく成


り難なく殺せる様だが、其処に剣を刺すのが問題でどの様にするか作戦を考えていた


が見当たらない、俺はスカ-レットに隅で見て居る様に言ってバリアを張った、地竜


のブレスに耐えるだけの枚数を張り壁を作成して強度を最強にした、これで多分ブレ


スにも耐えると思うが巻き込まれない様にしたい、俺が進むと地竜も構えた気がした


ので俺が先手で十文字切を飛ばしたが、地竜の体は予想以上に硬そうで体には当たっ


たが何も成らなかった、地竜はまずは石を弾き飛ばして来た石と言っても直径が1m程


有りそうなやつで、ほぼ1tも有りそうな石ばかり飛んで来るが俺は軽く躱して行く


と、今度は石の槍が数十本飛んで来た俺が地竜の向こう側に転移して躱し、俺が反


撃のニブルヘイムを撃つと地竜もこれはやばいのか体を丸めて耐えた、次にファイア


-トルネードを地竜を包む様に放ちトルネードが消えると地竜は普通に立って居た、


地竜はブレスを放つつもりか魔力を集め出した地竜のブレスは石が数百個か数千個か


分からない位飛んで来るので、こちら側に居ると必ず当たる様に成るので今の内にス


カ-レットから離れて行くと、来た地竜のブレスが吹き荒れる様に飛んで来るが俺に


は転移が有るので慌てないで、今と正反対の位置に転移すると石のブレスは関係が無


い程で、地竜のブレスが無駄になる様に仕向けたが地竜も魔力はたんまり有るので気


にして無さそうだ、俺は先ず地竜の逆鱗の位置を探した首の後ろには無かったし、位


置を変え丹念に探して目に魔力を集めて視力を上げて探すと右側の首筋の少し前側に


変な形の鱗が1枚有った、ちょっとハ-ト型をひっくり返した形の鱗を1枚見付けた、


あれが逆鱗かもと思い確かめる為に縮地で一気に接近して剣で突きに行くと、地竜が


手でブロックしたので確信が持てた俺は地竜の弱点を探し当てた、俺には最終兵器と


言うか最後の手段が有った、もう一度ニブルヘイムを放ち地竜が丸く成り魔法が消


えると立ち上がり、ちょっと安心した様に気を抜いた所にレ-ザ-ビ-ムで狙い撃ち


した、すると上手く逆鱗に当たり地竜の首をビームが貫いた、地竜は鱗が抜け落ちて


倒れ消えて行ったピロンが5回鳴った、其処に宝箱が有り階段も出て来た宝箱は鑑定


すると罠は無くて中には、防具と剣が入って居たので収納して階段を下りたら水晶が


浮いていた、水晶が二人に念話をして来た(願いを一つ叶えましょう)と念話して来


たので、スカ-レットと俺は考えたが俺は決まっていたので水晶に「スカ-レットに


光魔法を授けて呉れないか」とお願いした、すると水晶が(良いでしょうスカ-レッ


トさん私に触れて下さい)と言うのでスカ-レットが触れると光に包まれてそれが消


えると、水晶が(終わりました貴方に光魔法が生えましたがレベルが1です頑張って


覚えて下さい)と言った水晶が(あなた方を外まで転移させます良いですか)と言う


と外に出ていた、ギルドに寄り魔石の買取をして貰いタグを出してと言うので渡すと


暫くして帰つて来たサブマスが慌てていた、タグを受け取ると俺がAランクスカ-レ


ットがBランクに成って居た、サブマスがこちらに来て欲しいと言って別の部屋に


案内された、そこにはギルマスも待って居たので俺が「何でしょうか?」と聞くと


「君たち二人はダンジョンを制覇した様だね」とサブマスが言った、「なで分かるの


ですか」と聞くと「ギルドに有る装置にタグを翳すと最後の階層が表示される仕組み


に成って居て二人は80層に成って居た」と言ったので俺は正直に「80層でコアに会い


ましたそれで願いを1つ聞いて呉れたので、スカ-レットに光魔法を生やして貰いま


した。」と言うと80層のボスは何だったと言うので、「地竜が居ました」と言うと


「地竜を倒したのか」と驚かれたが運が良かったのですかねと言って置いた、それで


魔石のお金を受け取りギルドを出て街を出て来た。


 俺とスカ-レットは馬車でソルテトを目指し走って居た、フジコが久しぶりに走る


ので嬉しそうに走り山間の道に入ってもスピ-ドが落ちない勢いだ、暫く走ると突然


スカ-レットが話始めた、「私はこの国の生まれで王都の近くの村で育ち、冒険者に


あこがれて村を出て冒険者に成ったの、この国に居るより近くの国に行こうと思いグ


ライ王国に行き、グライ王国の王都付近で実力付けて行き生活して居た時に、あなた


に出会い初めて出会った時になんかピンと来たの、この人が私の将来の旦那だと思っ


たのが正しかった、二度目に会った時に嬉しかったしもう離れないと思い、今まで付


いて来たけど私ももう直ぐ22才に成るのよ、だからあなたの子供が欲しいの産みたい


のよ、そして生まれ故郷で育てたいとおもうの」ユキチは如何思うと言うので、「分


かった君の希望をかなえようカラナイ王国の王都に家を買うそして君が両親と住めば


良いし俺は旅を続けるが転移で帰って来るのでそれで良いかい」と言うとスカ-レッ


トは「両親はもういないの兄弟も皆魔物に殺されたのだから私は一人なのよ」と言い


ながら俺に抱き着いたそこから王都迄10日程掛かり辿り着いた、以前はスカ-レット


を抱くときは避妊魔法を使って居たが、今は使わずに抱いていたので王都迄の10日


に出来て居ればと思って居たが、ここのギルドに寄る前に商業ギルドの方に先に来


た、商業ギルドに入ると受付で「いらっしゃいませ本日はどの様な御用でしょうか」


と言われたので、「王都に家を買いたいと思いまして」と言うと「分かりました少々


お待ちください」と言って奥の部屋に消えた、少し待つと受付嬢が帰って来て「こち


らに来て下さい」と言うので行くと、一人の男性が待って居たその男性が「私は当ギ


ルドの家と土地担当のイワノフと言いますよろしくお願いします。」と挨拶をして呉


れたので、俺も「ユキチと言います冒険者をして居ますこちらは妻のスカ-レットで


す」と挨拶をした、するとイワノフさんが「家を探して居るとか予算はどのくらいの


予定ですか」と聞いて来たので「そうですね相場が全く分からないので何とも言えま


せんが白金貨5枚か6枚ぐらいに収まればと思って居ますが」と言うとそれだけ「あれ


ば大邸宅が買えます」とファイルで家を探し始めた。







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