俺は異世界に転移して居たのか

つとむ君

第1話 俺はこの世界の人間じゃ無い様だ


 小さなイグナス村に一人の行き倒れの青年を猟師のトートンが拾ろって来た、青年


は名前を尋ねるとユキチと名乗り寝てしまった、トートンがユキチを預かり娘のサー


リンが世話をして2日目に目を覚ました、先ず喉が渇き水を貰ったユキチはここが何


処か分からなかった、そこに居た女の子に尋ねたら女の子は「イグナス村」と言っ


た、ユキチは徐々に覚醒して来たので自分が如何したのか思い出して来た、そこに


ト-トンが帰って来た「おお、目が覚めたか腹は減って無いか?」と聞かれたので


「減りました」と答えると、何か食わしてやれと女の子に言ったので女の子が立ち上


がり炊事場の方に行き、暫くするとその子が黒っぽいパンとスープを渡して呉れた、


それにかぶり付くと少しむせたのを見た女の子はクスと笑った、食べ終わり俺が「あ


りがとうございます」と言うと、トートンが「まぁこんな物しかないが良いのか」と


言ったので俺は「王都トナトの孤児院に居たのですが、皆と遊んでいた時に木に登り


落ちた所までは覚えて居るのですが、そこから覚えが無くて俺は名前がユキチと言い


ます有難うございます助けて貰い」「俺はトートン猟師をしているそこに居るのが


サーリンだ宜しくな」と言いながらユキチはレベルは幾つだと聞いて来た、俺が


「レベル」と聞き返すとトートンは「見方を知らんのか」と言いながらステ-タスと


言うと薄い緑の板が目の前に現れたのでト-トンが「これがステ-タスボ-ドだ」と


言いながら説明して呉れたのを真剣に聞いていた、こんな事が出来るのかと思いなが


ら「孤児院では教えて呉れなかった」と言うと、トートンさんが遣って見ろと言うの


で遣ると、


  ユキチ 人族 15才 レベル 3


HP 30

MP 30


スキル 魔法全属性 剣術 鑑定 錬金術 鍛冶 


エキストラスキル イベントリ-特 言語理解

         創造魔法   


魔法  火魔法

    水魔法

    土魔法

    風魔法

    光魔法


錬金術  

鍛冶

鑑定


 と成って居たトートンさんがこれを見て絶句していたが我に返り、「このステ-ス


は俺以外に絶体に見せるな」と言い出した、「これを知られるとお前を捕まえて奴隷


にして利用仕様とする奴が現れる筈や自分だけで見る様に、人には見せないと願うと


他人は見えない」と教えて呉れた、「しかし一体お前は何者なんだ」と首を傾げてい


た、俺には思い当たる所が有った木から落ちた時に思い出した事が、俺はこの世界の


生まれで無く地球と言う所の生まれで、いつの間にかこちらに来ていて生活していた


があの時思い出した記憶が有った、トートンさんが「お前これからどうする」と言う


ので弟子にして欲しいと頼んだ、「良いけど俺は厳しいど」と言いながら弟子にして


貰いハナレの小屋を整備して呉れた、明くる日のあさトートンと共に山に行き罠の仕


掛け方や動物の見分け方を教わりして居ると、ピコンと音がした何かと思ったが何も


無さそうなのでそれも忘れていた、俺は手製の木の剣を作り腰に差して手には弓を持


ち矢筒も拵えた、トートンさんはそれを見てユキチは器用だなと思って居た、ある時


俺とトートンさんの罠にボアが掛かり暴れていたが、二人で何とか叩き殺して居ると


ピコンと2度鳴ったので、トートンさんに尋ねると「何も鳴って居ない」と言われ


た、それから二人で此れを如何しようと思いながらボアを眺めた、どう見ても500k


g位は有りそうで二人ではとても運べないと思いながら、これを収納出来たら良いけ


どなと考えながらボアに触れるとボアが消えた、トートンさんが何がどうなったと慌


てて言うので俺が、なでか収納した事が頭に入って来たので言うとそんな事が出来る


のかと言うので、頭でボアを出してと考えると目の前に出て来たのを見たトートンさ


んが凄いと驚き、他も入るのかと聞いて来たが分からない入れて見て無いのでと答え


た、俺は木の剣を持ち収納と思うと手から消え頭に木の棒と入った、俺とトートンさ


んは取り敢えず帰る事にした、帰りの俺は全く疲れなくて自分でも不思議な気になっ


た、家の井戸の傍にボアを出して解体を手伝い暫くすると又ピコンとなつた、あまり


にも鳴るのでステ-タスを開くとレベルが上がり解体とサ-チと言うのが増えてい


た、それをト-トンさんに言うとそんなに簡単に増える物ではない筈だがと首をひね


った、それからも二人で狩りをしてわなを仕掛けたり弓で射たりして獲物を取ると俺


が収納した、そんなある日俺達の罠にかかった鹿を食べようとゴブリンが5匹いた、


二人で協力して5匹倒したらピコンと1回鳴り俺はレベルが上がったと分った、ゴブリ


ンは魔石と言う物を取り出して村の雑貨やで売れるそうで1個銀貨2枚で売れるそう


だ、肉はまずくて食べれないそうで時間が有れば穴を掘り埋めるそうだが、今日は其


の侭にして置いて鹿を収納し家に帰った、トートンさんにお金の事を聞いてみたが俺


は鉄貨と銀貨だけ見た事は有るが他は知らないので教えて貰った、


鉄貨が10枚で銀貨1枚

銀貨が10枚で大銀貨1枚

大銀貨10枚で金貨1枚

金貨100枚で白金貨1枚

白金貨100枚で紅金貨1枚


の様だそれ以上はトートンさんも知らないそうだが、多分これだけだと思うと言う事


だ、それからも二人は狩りに行き獲物を取り偶に魔を倒しを繰り返した、もう直


ぐ季節が冬に成ると獲物が取れなく成り、ここは山間なので雪も積もる事も有り苦労


するので今の内に獲物を取り、燻製にしたり保存食を作らないと行けないらしいので


頑張って居ると、罠の獲物にオークが齧りついていたのを倒すとピコンと鳴ったこれ


でレベルが10に成った、オークは肉も上手く魔石も売れるので重宝されるが、手強い


ので気を付けないと逆に遣られることに成るらしい、トートンさんの話だがト-トン


さんはこのオ-クでこの冬も越せるので、猟は終わりにして冬ごもりの準備をすると


言うので俺は一人で猟に来た、ボアが罠に落ちて居たのに止めを刺し暫くするとオー


クが2体居るのが分かり、弓を撃ち刺さるもなかなか死なないので殴り殺して収納し


た、今日はピロンが2回鳴ったので二つ上がった様だオークの魔石は大銀貨2枚で売れ


るので貯める事にした、ボアも魔石が有り大銀貨2枚で売れるし肉が良い値に成っ


た、大銀貨6枚で売れたので俺の手持ちが大銀貨10枚になつた、俺はオークの肉を捌


きながら有る事に気が付いた、俺が収納した物は何日経っても腐らないと言う事に初


めて気づき、オークを捌いて収納するとオークの肉が250kgと頭に表示された、俺


も猟を止めて小屋の修理をしたりしながら過し、トートンさんに聞いてみた魔法は


どの様にして覚えるのか聞くと、トートンさんも知らないそうで王都に行って調べる


か冒険者ギルドで誰かに教えて貰うか、のどちらかしないと覚えられないと思うと言


うので俺は春に成るとここを出る事にした、トートンさんに聞くと1~3月が冬で4と5


月が春で6~8月が夏で9月は雨期で雨が多いそうだ10月~12月が秋に成るそうだ、1年


は12ヵ月あり1カ月が30日で1年が360日で1日が24時間有りほぼ俺の記憶の地球と同


じだ、季節も似ているし違うのが夜に月が3つ有るのだが大きさが大中小の月がある


のが不思議だ、ここですでに10カ月過している間に俺の地球の記憶も大分戻った気が


するので、俺は地球では大木諭吉と言う名前で38才まで過ごして居たが、独身で彼女


はいないし家族は居たが俺は連れ子の継母で、父も割と若くして無くなり家族は有っ


て無い様な感じで家にも寄り着かずに何年も立って居たそんな事も思い出していた、


年も変わり俺も16才になったこの世界は16歳が大人で1本立ちしなければ男として一


人前と見て呉れない、ト-トンさんも春にはここを出て王都に行く様に俺に言ってい


た、4月に成り俺が旅の用意をして居るとサーリンが行くなと泣き出したが、俺がサ


ーリンを抱きしめてまた帰って来るからと諭して別れた。




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