ノベルゲーム方面でお仕事をなされている、プロ作家様の600話越えの長編ファンタジー小説「迷宮保険」のスピンオフ第3弾となります。
このシリーズは、正伝の方で、異世界「アカシニア」を危機から救った、歴戦の美少女僧侶「エバ・ライスライト(日本名・枝葉瑞穂、16歳・既婚)」が、現代の世界に現れた迷宮で、取り残された人々や死体の回収を行う~という冒険ファンタジーなのですが、この回の救助対象者は「お年寄りばかり」で、しかも迷宮のある場所がアメリカ・ニューヨーク!
それに加えて、スピンオフ第1回で因縁の出来た美少女剣士も、新しい男性キャラ(僧侶)とともに探索に絡めてきたりと、プロ作家様らしく、最初から読者の興味を持たせる要素を、沢山入れてくれています。
欠点として、元が有名な地下迷宮ゲームのシナリオ3作目…ちとマンネリ打破な、ひねりのある迷宮ですので、知らない人は「タカ派とかハト派とか何やねんw」というツッコミはあったりするかもしれませんが、アクション描写の細かさや、行方不明となったお爺さん、お婆さんたちの隠された謎など、楽しめる要素は満載です。
ぜひ、読んでみてください。
井上先生の「ウィザードリィテイスト小説【迷宮保険】」のスピンオフ作品第三弾。
地球に現れたアカシニアのダンジョン内で様々な冒険&人間模様が巻き起こる、「聖女エバ」様主演の「推しの子の迷宮」シリーズの第三弾ですが……。
「口当たりよし」
「とっつきよし」
「脱力要素の爺様婆様」
「緊迫感と動的描写、そして工夫に満ちた戦闘場面」
「シリーズ引継ぎ登板の魅力的キャラ」
「そして、読み終わってようやく悟る。ショートサイズ作品には贅沢なほどの仕掛け」
もう読んでいていて、ワクワクニヤニヤしちゃって
最後にはやはり良い形で良い感情を頂ける作品です。
この際、皆さんも一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか?