第11話

「・・・」


今日は休みの日だ。


休みと言っても、俺は動けないのでほぼ休みじゃない。


「お兄ちゃん、お出掛けしようよ」


「行きたくない」


「・・・えー、うんわかった」


チラチラと、一緒に行こうよ視線をされるけど俺は無視をする。


妹と一緒にお出掛けして、俺が楽しめる訳がない。


「一人にして欲しいよ。可能な限り。」


「そ、それはお兄ちゃんが心配だから、」


何様だおい??と思わず言いたくなったけど、流石に押さえた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る