第14話 教団の刺客?
食料を集めた。
「よし、このくらいで良いだろう」
「じゃあ、洞窟に帰るでげすぜ」
「ああ、そうしよう」
「ピイィィィイィィィイイィィイィィッ!!!!!」
「あっ、また白いのがいるよおみぃ」
「またかよ!? みんな、やるぞ!!」
「分かったわよめっきゅ!」
白いイノシシのようなヤツを倒した。
「またあの石が落ちているでげすぜ」
「これで一六個目か」
「襲われすぎでげすね」
「これは教団の連中が、俺たちに気付いて、刺客を送ってきているということだな!!」
「それは、どうなんでげすかね?」
「そうねめっきゅ。刺客というには、お粗末すぎる気もするわねめっきゅ」
「じゃあ、あいつらはなんなんだよ?」
「そこは分からないわよめっきゅ」
「そもそも、なぜ刺客が送られてきていると思うのですかきゅひゃ?」
「俺がミステリアスホワイトライト教団に連れ去られて、そこから逃げ出したからだな」
「なぜ連れ去られたのですかきゅひゃ?」
「犯人からは何も聞いてないでげすぜ」
「ただ、俺は不健全なことを考える特訓をしていたぞ」
「なんでそんなことをしてたのおみぃ?」
「そうすると、なぜか身体能力が上がるんだよ」
「へぇ、そうなのもん」
「そんなことをしていたから、世界を健全にしようとしている組織に目を付けられたと思っているわけなのおみぃ?」
「そういうことだ」
「そうですかきゅひゃ。確かに刺客が送られてきても、おかしくはないですねきゅひゃ」
「そうだろ?」
「念のために、ここを離れた方が良いのではありませんかきゅひゃ」
「そうだな。そうするか」
「それなら、水を汲んできた方が良いでげすぜ」
「では、洞窟に行こう」
メイキュのいた洞窟で、水を汲んだ。
そして、いままでいた山を離れた。
別な山の中腹にやって来た。
いままでいた山からも、俺が住んでいた町からも、かなり離れた場所にある山だ。
「ここなら安全でげすかね?」
「多分、大丈夫なんじゃないめっきゅ?」
「では、寝泊まりできそうな場所を探そうか」
「そうだねおみぃ」
「ピイィィィイィィィイイィィイィィッ!!!!!」
「えっ!? この鳴き声は!?」
「あっ、あそこに白い獣がいるよおみぃ!」
森の中の少し開けた場所に、白いイノシシのような獣がいた。
「な、なんだと!? もう刺客が来たというのか!?」
「いや、さすがにそれはないんじゃないでげすか!?」
「ええ、そう考えるのは、ちょっと不自然よめっきゅ」
「なら、あいつは野生生物なのか!?」
「そんなの知らないわよめっきゅ!」
「とにかく倒しましょうきゅひゃ」
「そうだな。ピーピー、うるさいしな」
白いイノシシのような獣のようなヤツを倒した。
また白い半透明の石が手に入った。
「結局、あの白い獣はなんなのだろう? なんで俺たちを追って来るのだろうか?」
「我輩たち、知らないことだらけでげすね」
「そうねめっきゅ」
「いろいろ知ってる都合の良い人はいないかなおみぃ?」
「そんなのいるわけないだろ」
「ひょっこり現れてくれたら、都合が良いのにねもん」
「そうだな」
「ピイィィイィィイィィイィィイィィッ!!!!!」
白いイノシシのような獣が現れた。
「ひょっこり現れたのは、白い獣の方だったわねめっきゅ」
「来なくて良いのにねもん」
「ああ、やれやれ……」
白いイノシシのような獣のようなヤツを倒した。
またまた白い半透明の石が手に入った。
「まあ、とりあえず、寝泊まりできそうな場所を探そう」
「そうでげすね」
「なかなか見つからないでげすね」
「そうだな」
「どこかに都合良く小屋とか洞窟とかがあったりしないかなおみぃ?」
「そのようなものはありませんねきゅひゃ」
「暗くなってきたな」
「アニキ、どうするでげすか?」
「仕方ない、今日はそこの大きい木の下で寝るか」
「了解でげすぜ」
木の下にやって来た。
「さて、夕食を取るか。そういえば、ルアレリーネは食べる必要あるのか?」
「ありますよきゅひゃ」
「何を食べるんだ?」
「根の部分を土に埋めて、水をかけてくださいきゅひゃ」
「それで良いのか。分かったよ」
植物だなぁ。
次の日。
「おはよう、みんな」
「おはようでげすぜ」
「おはようめっきゅ」
「おはようおみぃ」
「おはようもん」
「おはようございますきゅひゃ」
「よく眠れためっきゅ?」
「イマイチだな」
地面に直接だったからな。
「早く生活環境を整えたいところだな」
「じゃあ、今日はそれをするのめっきゅ?」
「情報収集もしたいところですねきゅひゃ」
「アニキ、どうするでげすか?」
「そうだな。ここは手分けをしようか」
「どう分けるのめっきゅ?」
「情報収集はウィンドウ
「良いでげすよ」
「じゃあ、頼む。他のみんなは生活に必要なものを集めよう」
「分かったわめっきゅ」
「それじゃあ、行って来るでげすぜ!」
「ああ、頼んだぞ!」
ウィンドウ貞が飛んで行った。
「では、俺たちも始めるとしようか」
「ええ、そうねめっきゅ」
「アニキッ、アニキッ!!」
「おかえり、ウィンドウ貞。どうしたんだ?」
「良いもの見つけたでげすぜっ!!」
良いもの?
いったいなんなのだろうか?
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