第3話 10年振りの思い出の場所
4年前に、私たちは進学先がバラバラで地元(柳井)を離れてから中々会う事が出来ず、殆どメールでしか話す機会がなかったけど、あっという間に私たちは22歳になったという事を感じるし、12歳の頃ってどんな感じだったか多分忘れてたんじゃないかなというような感じかも。
舞彩ちゃんは、大阪にある関西大学の文学部に進学して、来年の春に大学を卒業したら向こう(関西)に残って仕事を見つけるか、地元(柳井)に帰って周南市の中心駅である徳山駅周辺にしようかなというようなのもあるらしいけど、取り敢えず黙っておこうという事にした。
「昔(10年前)と景色が変わってないよな」
「確かに。でもマンションが建ったらこのエリアが賑やかになるけど、まだ先の話なんじゃないかなというような気がするね」
ふれあいビーチの傍の休憩所にある自販機で舞彩ちゃんが買ったのはセブンアップという炭酸飲料のカップだった。
小学校の頃によく飲んでたのが今でもあるなんて。
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