末爺とボクとトメさん。

グイ・ネクスト

プロローグ

12歳になった京介が夏休みのお盆が過ぎたある日、自転車を押して、兵庫県宍粟市波賀町上野にある映画館劇場上野モーテルだった場所にいる末造爺さんに会いに行く。するとそこにいたのは、お爺さんがよく話してくれていた留(とめ)さんだった。京介は仕掛けをして呼んでおいてよかったと内心思いながら、留さんとお互いに自己紹介をしてから、末造爺さんに会いに行く。

末造爺さんは留さんを説得して劇場上野モーテルの中へ入ろうとして、シャボン玉のように消えて行く。

ボクはそれを見届けて、また自転車を押して自宅への帰路に着いた。

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