第3話


 彼女は、1人の少年に出会った。


 その少年は、努力を惜しまず、ただひたすらに真っ直ぐ突き進むことのできる少年だった。


 彼女は、風を無くし、落ちたものを届け、後ろから風で押して移動を早くし、はたまた遅刻しそうになれば、電車を遅らせるという暴挙という名の応援をした。


 彼は、たびたび疑問に思った。何かがおかしい、と。




♣︎+♣︎+♣︎+♣︎+♣︎




 何かが、おかしい。彼女に会ってから、何かぎおかしくなっている。

 とある、合コンで出会った彼女。一目惚れして付き合い始めた。そこまでは良かった。


 しかし、問題はそこからだ。

 彼女に会ってから、必ず怪奇現象が起こる。


 もう、いやだ。何か、周りに手加減されている、そんな気がする。


 もう、別れよう。

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