第2話

 おや、新しい悩める人を見つけた。



♣︎+♣︎+♣︎+♣︎+♣︎



 この子は、受験生か。

 寒そうだな〜。周りの風を止めて少し温度を上げてあげよう。


「え、風が止んだ。」



 おや、この子は恋に悩んでいるのか。

 よし、目の前に桜の花びらを一つ落としてあげよう。


「キャー、心霊現象!」

 


 ふんふん、この子は、就活生か。じゃ、背中を押してあげよう。(風で)


「ハクシュンッ」


 彼女は、これでも大真面目である。空回りしているが。

 ただ、彼女の被害に遭う人が少なくなればと祈るばかりである。

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