冬日~ふゆひ

寒そうな色の雲の合間から

穏やかな陽が差し込む

冬の日


なかばが枯れた木々の山は

無表情な色合いで

朔風さくふうに耐えている


けれども

窓辺の陽なかに立つと

足元からほんのりと温かい


淡いぬくもりが

懐かしい肌触りで

わたしをつつむ


愛情というものを

温度で表すなら

こんな感じかもしれない


そんなことを思いながら

寒々とした風景を眺める

冬の日


https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16818023212457115660

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