すべての物語の流れ メモ

「流れメモ」

 ※わかりやすくするために、代名詞はなるべく使わない。


「添葉編」

 名前がない一族。異世界へ渡る力を持つ一族でもある。

 異世界で名前をつけてもらう人たちがほとんど。

 魔力や気配で相手を判断し、自分に話しかけられているかどうかが何となくわかる。

 姉の卯花うのはなが誕生。※名前はまだない。

 弟の添葉そえはが誕生。※名前はまだない。

 卯花が添葉をかわいがる。

 15歳で成人し、掟に従い、異世界に旅立つことになっていた。

 ※フィーリングが合う世界に行く。

 一足先に異世界へ旅立つ卯花。

 1年後に異世界へ旅立つ添葉。

 添葉が初めに降り立ったのは、雪の降る林の中だった。

 そこで此上このかみ姉妹と出会う。※この林は日和ひよりたちの家の敷地にある。

 姉の日和は添葉のことを好きになり、妹の晴香はるかは添葉のことを面白がった。

 2人に家まで連れて行かれた添葉は、小説家の秋晴あきはると主婦の泉澄いずみに紹介される。

 悪意を感じない不思議な存在に興味を持った秋晴は、一緒に暮らすことを許可する。

 意欲がわいた秋晴は、早速、添葉と交流を持つ。

 一緒に生活していると、自分のいた世界とは違うと実感する添葉。

 一方、秋晴たちは添葉の言動に驚くばかりで、興味津々で添葉に尋ねる。

 毎回説明する添葉にいちいち感心する秋晴たち。

 その後、執筆もはかどり、ほくほくしている秋晴。

 次の日、久しぶりに縁側で雪だるまと雪兎を作ることにする秋晴たちと、付き添う添葉。

 ※母親の泉澄は家のことをしていてくれる。

 みんなで庭に生えている南天から葉と実をとり、雪兎を作り始める。

 「そろそろ名前をつけないといけないな」と、思い始める。

 秋晴たちは相談し、雪兎に似ている青年に「添葉そえは 雪生ゆきお」という名前をつけた。

 戸籍を用意してくれる秋晴たち。

 添葉は養子になり、「此上このかみ 雪生ゆきお」になる。

 しかし、此上家では「添葉」と呼ばれる。※自分たちしか理由を知らない特別な名前。

 三月になり、学校に通うことを勧められる添葉。

 好意に甘え、四月から高校に入学する。

 高校生活をする添葉。

 名前をからかわれるが、頭も良く、運動神経も良かったため、その後すぐに友達ができる。

 男の友人たちと一緒に帰る添葉。

 女子にもてるが、「全くその気がない」というより、恋愛感情を理解していないようで、女子たちが振る振られる以前に何も進展しないまま話が逸れていき、何もないまま終わる。

 ※返事らしき返事はないが、振られているのと同じ状況。

 男の友人たちは女子の嫉妬を少しだけ受けるが、女子は気配に気づいた添葉に声をかけられる。

 添葉は怒っている気配を感じたことを話し、「言いたいことがあるなら言ってほしい」と、言われる。

 女子たちは「男子だけ此上君と仲良くしてずるい!」という話をする。

 添葉は「わかった」と、言い、女子とも仲良くすることを約束する。

 それ以来、みんなで話したり遊んだりするようになる。

 みんなで遊びに行くので、日和が少し寂しそうにしている。

 添葉が日和に声をかける。

 「何でもないの」と、言う日和。

 日和の相談に乗る晴香と泉澄。

 添葉はお風呂に入っている。

 秋晴には相談しにくいという日和。

 そこに秋晴がやってくる。

 ※結局、家族で話し合う。

 添葉と映画に行く約束を取り付ける。


 次の休みの日、映画に行く添葉と日和。

 その後、映画館の隣にある喫茶店に行く。

 ジロジロと見られるのも少しなれてきた日和。

 色々あって仲良くなる。※後で加筆。


 一年が経ち、中学生になった日和は、添葉の通う高等部の隣にある中等部に通うことになり、一緒に登校するようになる。

 日和は唐突に「雪生」という似合わない名前をつけたことを謝り始める。

 添葉は日和に「気にしていない」と、穏やかに伝える。

 登校中にも注目を集める添葉。※田舎では珍しい美形。

 「おーい! 雪生―!」と、声をかけてくる添葉の友人。

 日和のことを「可愛い」と、言う。

 「妹だ」と、言う添葉に、「えー! 全然似てない!」と、返す友人。

 添葉は「俺は養子だから似ていない」と、話す。

 「お前にも色々あるんだな」と、頷きながら言う友人。

 日和のことを再び見た友人は親しくなろうとする。

 しかし、日和に困った顔をされ、見かねた添葉が友人に声をかける。


 秋晴に小説のことを教わる添葉。

 名付け方についても聞く。

 小説に関する本や秋晴の書いた本を真剣に読んでいる添葉。


 添葉が高校を卒業するときに日和が告白する。

 そのときにはわからなかった添葉だったが、「『好き』と、言われるのはうれしい」と、答える。

 少し寂しそうだけれど、うれしそうに日和は笑う。

 その笑顔が気になる添葉。

 添葉と日和は一緒に家に帰る。

 日和は家に帰った後、少しだけ泣いた。


 高校を卒業し、一度、元の世界に戻った添葉。

 帰ってきていた卯花に会う。

 「お帰り」と、言う卯花に、あのときのように添葉は「ただいま」と、返す。

 卯花が結婚して子どもまで作り、育てていたことを知る添葉。

 添葉が「おめでとう」と、声をかけ、卯花が「ありがとう」と、返す。

 ──これからどうするのか決めなければいけない。

 添葉は悩んでいた。

 卯花が添葉に助言をする。

 添葉は卯花の話を聞いた後、少しの間考えることにする。

 とりあえず、今いる世界を回ってみることにした添葉。

 西大陸から南大陸、中央大陸(未来のグラントエリック)、東大陸、北大陸。

 卯花と一緒に勉強しに行った場所だったが、今では日和たちとの記憶のほうが思い出せる。

 特に北大陸に降る雪は、日和たちと出会ったときのことを思い出す。

 あのとき、秋晴が雪兎を作って見せてくれた。

 しかし、今度は添葉が雪を使って雪兎を作る。

 魔法を使って簡単にできてしまう雪兎をじっと見つめる。

 とても味気なく感じる。

 添葉は「もう少しそばにいたい」と、思った。

 添葉はもう一度、日和たちに会いに行く。

 もう一度、日和たちと会った添葉は、「お帰り」と、言われ、「ただいま」と、返す。


 日和は高校生になり、大学生になった。

 ※アサナに似たハーフアップにした日和。

 その間、添葉は色々な物質を研究し、別の場所にも足を運ぶようになっていた。

 秋晴とともに日和の小説についての相談にも乗っており、その頃には添葉はようやく恋愛がわかるようになっていた。


 もう一度告白する日和。

 今度は付き合うことになる2人。

 しかし、恋人になってみたものの、どうすればいいのかわからない2人。

 とにかく、デートに行ってみることにした。

 遊園地に行くのが決まり、サンドイッチを用意する日和。

 家を出る前に、添葉が荷物を受け取り、異空間にしまう。

 遊園地に行くと聞いた晴香と秋晴。

 こっそりついて行こうとする晴香と秋晴……かと思いきや、隠れる気も全くなく、堂々と2人の前に現れる。

 「私も遊園地に行きたかったから!」と、悪びれもなく言う晴香と、「晴香の付き添いできたんだ」と、爽やかに言う秋晴。

 デートで回るコースを提案する晴香。説明を補足する秋晴。

 「最後は観覧車だな」と、秋晴が言い、晴香と一緒に頷く。

 「じゃあね!」と、言い、添葉たちと分かれた晴香と秋晴は、ジェットコースターに乗りに行ってしまった。

 添葉と日和は、はしゃいでいる晴香と乗ったら酔わないか不安そうにしている秋晴を見送る。

 デートシーン。

 コーヒーカップ。

 ハンドルを触ろうとする添葉と説明しようとする日和の手が触れる。

 慌てて手を引っ込めて顔を赤くする日和。

 何となくいい雰囲気だが、やはりまだ恋愛がいまいちわかっていない添葉。

 そわそわしている日和のことはわかるが、どう言っていいのかわからない。

 わたわたしながら説明を始める日和に、「少しおかしい」と、気にする添葉だったが、日和のいつもより心持ち強い言葉に押し切られる。

 添葉は一度ハンドルを回してみるが、少し怖がる日和を見てやめる。

 空中ブランコ。

 隣にいる添葉に大きな声で話しかける日和。

 楽しそうにする添葉を見て、今日一番の笑顔を見せる日和。

 振り向く添葉。

 ジェットコースター。

 少し苦手だけれど、添葉となら安心して乗れる気がする日和。

 手をつなぐ添葉と日和。

 席についてシートベルトをして不安がる日和の手をもう一度握る添葉。

 その様子を後ろの席で見ている晴香と秋晴は、もうジェットコースターに乗るのは3度目だった。

 ※秋晴は白目をむきそうになっている。今度は一番後ろに乗っている。

 お昼休憩。シートを敷いてお昼にする。

 サンドイッチを作ってきた日和。

 和やかな食事風景。

 邪魔しないようにフードコートで買ってきたものを食べながら様子を見る晴香と秋晴。

 メリーゴーランド。

 最後は観覧車。


 その後の2人。ゆったりまったりしつつ、愛を育む。

 その間にも、夢を叶えようとする日和。


 友人に頼み込んで、養子にしてもらい、結婚する。

 ※友人のお母さんは恋愛話が大好き。真剣な添葉と日和を見て許可する。


 その後も小説を書き、見事に賞を取った日和。小説家としてデビューする。

 ※日和は少女向けの小説家になり、晴香は絵本作家になる。


 1年後、子どもが生まれる。


 小説家として活躍する日和と初めての子育てに困惑する添葉。

 2人と子どもの幸せな生活が続く。

 子どもの友人たちとあったり、恋愛相談に乗ったり、子どもたちが成長していく。

 そして、添葉と日和に孫ができる。


 日和が82歳で亡くなり、元の世界に戻る添葉。

 「お帰り」と、言う卯花に、あのときのように添葉は「ただいま」と、返す。

 しかし、その表情は、後悔していたあのときよりも幾分か晴れやかなものだった。


 一族としばらく一緒に生活する添葉。

 50年後、今度は一度も会ったことのない年上の女性と出会う。

 ※恋愛話。

 子どもが数年ごとにでき、5人生まれる。

 最初の子どもができて25年後、最後の子どもが成人になり、異世界に旅立つ日が来る。


 女性とともに別の世界に行く添葉。※『海とダリア』より前の世界。

 200年くらいいた。※海を崇拝する一族の前身と出会う。

 仲睦まじい夫婦として生活する。

 不思議な力で人々を助けたりもしていた。

 添葉が異世界(エルヴィスドニーになる前の時代)と繋がっていたゲートを閉じる。

 体調不良になった女性が「元の世界に戻り、余生を送りたい」と願う。


 元の世界に戻り、相手の女性が亡くなる。

 しばらくして、他の世界に行く添葉。

 今度は恋人を作らず、1人で200年。名づけもする。


 添葉は元の世界に戻り、それから20年経ち、少女に片思いされる。

 少女が成人になり、違う世界で生活する。

 それ以来、添葉はその女性になった少女と70年会わなかった。


 久しぶりに移動した別の世界で、あのときの女性と再会する。

 女性には恋人ができていた。

 女性の働くレトロなカフェに毎日1時間来て、コーヒーを注文し、小説を読んで去って行く日々を過ごす。

 ※謎の小説家として、ひっそりとデビューしていた。

 他の人の恋模様も気にしつつ助言し、5年間見届ける。

 添葉は元の世界に戻っていく。


 添葉は卯花の小さな娘と会う。

 卯花より明るく話しかけてくる。※卯花は淑やか。

 少しの間、添葉は姪と交流し、小説の良さを伝える。

 添葉は姪の面倒を見る。

 姪が成人して異世界へ旅立ち、添葉は寂しくなる。

 卯花にすすめられ、添葉は別の世界に行く。

 今度は70年間いた。


 その後、200年くらい異世界を転々とする。

 ※エルヴィスができるより前の世界にも行った。


 元の世界に戻ってきた添葉は、姪と再会する。

 姪は他の世界で小説の楽しさをたくさん知ったようだった。

 最近では、自分で劇の物語を書いている姪。

 「相談に乗ってほしいの」と、頼まれる添葉。

 その後、添葉に『初』の世界をすすめる卯花。

 肩には白いオコジョが乗っている。


 しかし、それから添葉と卯花とその姪は30年間、元の世界のいざこざに巻き込まれる。

 戦いから戻ってきた卯花には夫ができていた。※同じくらいの年。

 別の世界に行くという2人。※聖獣と精霊のいる世界。

 召喚獣として喚び出された存在が棲む世界を見てみたいという。

 2人を送り出す添葉。


 その後、20年間何事もなく過ぎていく。

 姪の相談に乗りながら、一族の人たちの手伝いをしていた添葉。

 そのうち暇を持て余した添葉は、卯花の話を忘れたまま『初』の世界へと旅立つ。


 女勇者のユーナ。幼馴染のリンヤ。友だちのシンカ。何故か知り合ったミソギ。

 ユーナがパーティーを結成してから1年が経った頃、添葉そえはが異世界からやってくる。

 添葉はユーナとリンヤと出会い、自己紹介する。

 しかし、国王に呼び出されていたユーナたちは、城へ行ってしまう。

 添葉は着いていき、何故かユーナのパーティーにちゃっかり入る。

 国王の命令は「セツカとスミレ、カイセイとともに敵を倒してきてほしい」というものだった。

 国王のお墨付きの賢者セツカ。

 そのお世話を任されている優しくて強いスミレ。

 これからできる孫たちのために敵を倒しに志願してきた召喚術師のカイセイ。

 ユーナのパーティーは敵を倒すため、添葉たちを仲間に入れて旅に出る。

 行き先はセツカが指示する。

 旅をしながらお互いの身の上話をする。

 最後は異世界から来た添葉の話。「敵なのか」と、みんなに構えられるが、全然違いそうで、みんなはすぐに警戒を解く。

 敵が出たという少し遠くの街へ情報収集に行く。

 街の人達と仲良くするリンヤ。

 海の近くで敵が出たという情報があり、海へ向かう。

 カイセイが海の中に引きずり込まれ、みんなで海中に入る。

 カイセイが召喚獣を呼び出し、活躍する。

 海の中でも調査する添葉だけ、最初から平気そうにし、ゲートと敵の気配を探る。

 森林でシンカからユーナやミソギとの昔話を聞く添葉。

 ユーナたちの昔話。

 ユーナたちが学校を卒業し、15歳で成人になる。

 とりあえず、3人でパーティーを組むが、うまく連携が取れず、バラバラな動きをすることに嫌気がさし始めたシンカは、川へと顔を洗いに行く。

 そこで、白い服と透けないズボンなどを着たまま水浴びをしていたミソギと出会う。

 ミソギのことを最初は女と間違え、謝るシンカだったが、声を聞くと男で驚く。

 ミソギはシンカのことを気にせず、川から上がり、「そのうち乾く」と、服をそのままにしようとしたところ、彼女に止められ、火を焚いてもらう。

 そんな調子でもミソギは今まで一度も風邪をひいたことがなかった。

 ※無意識のうちに水を操り乾かしている。

 シンカと話すうちに、ミソギはユーナのパーティーに入ることを決める。

 どの道、どこかのパーティーに入る気だった。

 昔話を終えるシンカ。

 森林での戦闘。

 シンカが火の矢を風で自在に操り、敵を倒す。

 滝から敵が来ていることを知り、ユーナたちは滝に向かう。

 ミソギの活躍。

 敵が来るのは別の世界からだと知る添葉たち。

 彼らは、もう一つの世界に行こうとしていた。


 一方、もう一つの世界でも戦いが繰り広げられていた。

 島に来ていたしずりたちは、3年前から敵を倒す旅をしている。

 勇者のしずり。

 しずりと仲の良いサクハ。

 しずりの幼馴染たかね。

 ぶっきらぼうで無関心だが、優しい召喚術師の火先ほさき

 爽やかで大人な男性の颯涼そうすけ

 にこやかで優しいのに物知りで強い蘭花らんか

 異世界のことが知りたくて仲間に入ったアサナ。

 みんな訳ありの様子。

 たかねと火先は恋人。

 ※颯涼そうすけ蘭花らんかの話は『創』で進める。

 ある日、敵と遭遇。

 しずりとサクハが戦い、彼の「雪の果て」で戦闘が終わる。

 異世界から敵が現れ、襲われるアサナ。

 しかし、その後から現れた添葉により、敵が倒される。

 二人は目が合い、恋をするが、まだ無自覚。

 添葉の後からやってきたユーナ。

 アサナはユーナと再会する。

 アサナはユーナに敵の居場所を聞かれる。


 島に来ていたそれぞれのパーティーたちは、敵を調査するため、本土へと戻る。


 調査。

 草原での戦い。火先の活躍。

 召喚獣と敵との違い。火先の過去話。

 ※たかねと火先の恋愛。

 みんな仲良くなる。


 みんなが敵を倒すため、添葉やユーナたちも一緒に大きな森の集落までやってきた。

 着いてみると、そこは、しずりたちの住んでいた森だった。

 サクハを見て「姫」と呼ぶ住人に驚くパーティーメンバーたち。

 みんな住人たちの歓迎を受ける。

 落ち着いた添葉とユーナと彼女の幼馴染は、しずりとサクハに話を聞きに来る。


 しずりたちは、以前は雪の降る山に住んでいた。

 しずりと彼の幼馴染「たかね」は家族ぐるみの付き合いをしていた。

 たかねが好きだったのは近所に住む青年だった。

 しずりの一族はオコジョを飼っている。

 しずりの使い魔のオコジョと仲が良くなる「たかね」。

 ある日、しずりが8歳のとき、一族たちが住んでいた山が敵に襲われ、追われるように森までやってきた。

 そこで、しずりの一族たちはサクハと出会う。


 巨大な森に住む人たちの姫「サクハ」。

 みんなを護るために自ら刀を取ることを選んだ。

 名刀「桜空木サクラウツギ」。

 桜空木の柄が入った刀。一族に代々伝わる。

 サクハはたかねを助ける。

 一緒に稽古。

 動物も大好きなサクハは、たかねに森の動物を紹介し、2人は仲良くなる。


 敵の攻撃が激しくなったのを聞き、しずりとたかねが旅に出ようとしたとき、サクハが「ついていきたい」と言った。

 サクハはしずりたちについていくため、姫であることを秘密にするのを条件に、彼らとともに旅に出た。

 森の住人たちに被害が出ないように、姫であることを他の仲間たちにも秘密にしていた。

 名字もあるが、出身地がバレるので、それも秘密にしていた。


 サクハはみんなに秘密にしていたことを謝り、赦してもらう。

 みんなで敵と戦うことを改めて誓う。

 お風呂から出て話をするしずりと添葉。

 次の日、しずりの一族は添葉に名字をつけてもらう。

 しずりは一族に話をしに行く。

 サクハたちは昔に通っていた学校へ行き、その後、近くに出現した敵と戦う。

 途中からしずりも加わる。


 夜空の元で、しずりがサクハに告白する。


 最後の敵と戦う。

 戦っているうちに、ユーナたちの世界へ行く。

 ユーナたちの世界で敵を倒す添葉たち。

 敵を倒したアサナは両親と再会する。

 再会を喜ぶアサナたち。

 しかし、アサナはしずりたちといることを望む。

「いつでも帰ってきなさい」

「ありがとう、お母さん、お父さん」

 アサナは泣きながら家族と笑う。

 ユーナはリンヤに声をかけ、アサナを向こうの世界に送っていく。

 ユーナとしずりたちを向こうの世界に連れて行く添葉。

 世界に着き、しずりたちは一度分かれる。

 アサナは育ての両親と会いに行く。

 添葉とユーナがついていく。

 両親と話をしたアサナは家を出ていく。

 婚約者の元に行くときも、添葉とユーナがついていく。

 2人の力も借り、アサナは婚約者に婚約破棄をしてもらう。

 スッキリしたというアサナは、これからのことを話す。

 添葉はアサナに「一緒に住みたい」と言う。

 「……はい!」と答えるアサナ。

 それを見届けるユーナ。

 帰ろうとするユーナのために、ゲートを開く添葉。

「ずっと繋げておく。……好きなときに来るといい」

 お礼を言うユーナ。

 お別れの挨拶をし、ユーナの姿が見えなくなっても見送るアサナ。

 添葉が声をかけ、ベルを渡す。

「必要ならば、いつでも呼んでほしい」

「えっ? …………はいっ!」

 微笑むアサナと口元を緩める添葉。

 一緒に住むために歩いていく2人。

 添葉とアサナは砂浜近くにある家に住む。

 ※添葉が少しの間、アサナと一緒に住んでいる。


 数日後、添葉がユーナに会いにくる。

 ユーナがアサナとのことを聞く。

 幸せそうにずっと話している添葉。

 普通そうな顔をし、ずっと惚気ける添葉に当てられ、ユーナは彼をジト目で見る。

 ※添葉は先にベルをアサナに渡したことを話す。

 そして、ユーナは添葉からベルを渡される。

 添葉はこれから少しの間、前に住んでいた世界に戻ると言う。

「やっぱり私は姉のついでなんだ」と、思うユーナ。

 ※向こうの世界には、添葉のお気に入りで、名前までつけたしずりもいる。

「私たちは、ついでですか?」

「──いや、それなりに気に入っている」

 ユーナはジト目で見たまま、添葉からベルを受け取る。

 ベルを渡し終えた添葉は「何かあったら呼んでくれ」と言う。

 送り出すユーナ。

 添葉は声かけつつ、去っていく。

 ため息をつくユーナに、後ろから声をかけるリンヤ。

 またいつもの生活が始まる。


 添葉が元の世界で機械仕掛けの神と武器を作っている。


 創護 蘭花のシーンからスタートする。

 添葉たちと分かれた蘭花は颯涼とともに国王に報告しに城へ向かう。

 平和になった花畑を見る蘭花。

 国王との対面、報告。

 しずりたちを勇者として認め、呼び出す国王たち。

 ※添葉は元の世界に戻っている。

 蘭花と颯涼の正体がバレる。

 しかし、そこで事件が発生する。

 敵に襲われる城にいる人たち。

 しずりたちが敵を倒しているときに、アサナがベルで添葉を呼ぶ。

 最後に添葉が戻ってきて敵を倒す。


 その頃、ユーナたちは世界を救った存在として有名になっていた。

 ユーナはリンヤに告白される。

 しかし、セツカの元で異変が起こる。

 セツカの両親が火山近く、研究所がある立入禁止になっているゲートの様子を見に行く。

 ユーナたちが敵を倒したとはいえ、危ないので、セツカが慌てて後を追う。

 セツカの両親が襲われるが、セツカが助ける。


 添葉がユーナたちの元に来る。

 添葉から武器を渡される。

 セツカと離れることになり、心配そうにするスミレ。

 添葉はセツカに耳飾りの片方をスミレに渡すように言う。

 ※耳飾りで通信し、分身を作り出した資料が『緒』と『縁』でも残っている。

 二手に分かれる。

 セツカ、シンカ、ミソギ、カイセイは調べもの。

 スミレ、ユーナ、リンヤが添葉のサポート。

 ※スミレは魔法使い。

 研究所の近くにある火山で待ち合わせ。


 図書館が襲われる。セツカの活躍。

 セツカが耳飾りを使い、自分の分身を作り出す。


 添葉が余分なゲートを閉じに行く。

 スミレたちが天空での作業中、敵に襲われる。


 セツカからスミレに通信がある。

 合流しに火山へ行く。


 火山での戦い。ユーナの活躍。

 こちらの世界に来る最後の敵を倒す。

 添葉を待つ間に、告白の返事。


 雪山での戦い。颯涼の活躍。

 颯涼の過去話。蘭花との出会い。

 蘭花への想い。

 添葉がユーナたちを連れて来る。


 最後は花畑での戦い。蘭花の活躍。

 昔の苦しみ。今までの想い。決着。


 添葉が敵を異空間で倒して完全にゲートを封鎖。

 しずりの世界に機械仕掛けの女神を設置。

 ユーナの世界に機械仕掛けの男神を設置。

 ユーナの世界に近いゲート内に第三の機械仕掛けの少女神を設置。

 しずりの世界へ戻る。


 颯涼と一緒になる蘭花。


 シンカとミソギ、セツカとスミレは戦いが終わって、しばらくしてから恋人になる。


 60年後にアサナが亡くなり、添葉が元の世界に戻る。


 添葉は卯花とその夫に声をかけられ、聖獣と精霊の世界に永住すると言われる。

 添葉は卯花とその夫たちの一族を見送る。

 添葉は姪と再び会い、『初』と『創』の話を聞かせる。

 その5年後、添葉は好きになった女性と結婚し、マルディ・センツが生まれる。

 15年後、マルディは成人し、異世界へ旅立つ。

 ※旅をしているうちに、異世界(『執事「アリクス」』より前の時代)へ、やってくる。

 添葉は、その後も姪の相談にのっていた。

 ※姪の作品は『グラントエリック建国史』で、エリックたちが文化祭で劇として披露している。

 添葉は最期まで妻と姪に看取られながら亡くなった。


「卯花編」

 卯花は夫と一族とともに聖獣と精霊の世界に永住する。

 ※永住してからの話は、『対』を考えるときに補完する。


「マルディ・センツ編」

 マルディは颯爽と人を助け、感謝される。

 仲良くなり、名前をつけてもらう。

「火曜日は君が僕たちと出会った記念日だから!」

 マルディから甘い香りがする。※元いた世界の食べ物の匂い。

「じゃあ、『スイートセンツ』ね!」

「男だから、『スイーツ』はどうなんだ?」

「ええー! いいじゃない! 別に!」

 男性が机に置かれた硬貨を見る。

「じゃあ、1セント硬貨のセンツで!」

 その後、マルディは1年くらい滞在する。


 1年後、異世界を転々とし、できたばかりのアルドリック王国へやってくる。

 熱い友情と恋が芽生える。白バラ関係。

 マルディは婚約者に白バラのティアラをプレゼントする。

 息子と娘ができ、白バラのティアラが娘に受け継がれる。

 この国を気に入ったマルディは、その後もアルドリック王国を拠点とする。

 いろいろな場所に顔を出すようになる。

 時々、娘たちの子孫の様子を見に行き、手助けしていたのを見られ、国民に祭りあげられ、神殿まで造られてしまった。

 ※当時、マルディは苦笑したものだが、今ではいい思い出であり、何かと役に立っているので、喜んでいる。

 マルディの息子が大咲家の先祖が住む世界に行く。

 マルディも同じ世界に行ってみたが、アルドリック王国を気に入ってしまっていたので、戻ってきていた。

 ここから、『綺麗な花をいつまでもあなたと1』改変版。

 あるとき、マルディの別名「ロズレ・ブロンシュ」の白バラ(ティアラ)が奉られている神殿で、巫女候補の「アデリナ・クワイン」と出会う。

 アデリナに力を授けたマルディは、その後も彼女の元を訪れる。

 アデリナの幼馴染「デニスト・ジャークス」が姿をくらましたが、まだ「大したことはない」と、思っていたマルディは、デニストのことを放置してしまう。

 その後も、別の場所の様子を見に行き、手助けをしていたマルディ。

 その4年後、アデリナの通う中学校で事件が発生する。

 呪いによって苦しむサブリナが死にそうになり、死の淵を彷徨っていたところをアルドリック王国の様子を見に戻ってきたマルディが救う。

 サブリナを救ったマルディは彼女に力を授け、また別の場所へ手助けに行く。

 サブリナが救われたことを不思議に思ったデニストは、しばらく事件を起こさなくなる。

 ※サブリナの実家「バーネット家」は、ブロンシュ様の白バラが祭られている神殿に出資している。資金は貧しい民への援助に使われている。

 ブロンシュ様のことを調べるデニストだったが、結局、情報は何も出てこない。

 サブリナもマルディの力により護られているため、簡単には近づけなくなっていた。

 ※運が悪くなるので、他の方に気が行く。

 アデリナが中等部を卒業後、デニストは悪役令嬢「ジェリーナ・ルドソン」に接触し、ジェリーナの母親で元・暗殺者「ジェイダ・ルドソン」と出会う。

 サブリナが高等部に入学する前、マルディがサブリナの屋敷に現れ、サブリナにアデリナのことを頼む。

 マルディは別件で少し離れる。

 サブリナたちに助言するために戻ってきたマルディは、デニストたちの居場所を教える。

 サブリナたちが無事にデニストたちを倒すところを見届け、マルディは去って行く。

 マルディはその後、息子に助けを求められ、大咲家がある世界へやってくる。

 ここから、『アリクス』(『綺麗な花をいつまでもあなたと2』改変版)の話。

 息子を助けたマルディは、大咲家の兄と出会う。

 兄と仲良くなったマルディは、大咲姉妹のことを知る。

 ※乙女ゲームや貴族に興味があること、カフェでバイトしていることも聞いていた。

 アルドリック王国に戻ったマルディは、裏で暗躍する者たちに気づく。

 マルディはアデリナの娘とサブリナの息子、前から気になっていたリラとライラックの子どもに危険が迫っていると知り、貴族に顔の知られていない者に頼むことにした。

 そんなとき、マルディは、この前に聞いた大咲姉妹のことを思い出す。

 マルディは「大咲姉妹にアルドリック王国を救ってもらおう」と、考える。

 ※まだ途中書きです。

 ここから、『フィドル』。

 マルディは敵が色々な組織と絡んでいることを知り、自分だけが動くのは得策ではないと判断する。

 ※敵の悪事を周知の事実として国民に知らせ、悪人として裁く必要がある。


「エルヴィス編」




「ダリア編」




「北大陸の少女編」




「マグニセント編」




「エリック編」






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る