時計仕掛けのオレンジ Soulfulとidol V.2.1

@MasatoHiraguri

第1話 心からの感動と偶像崇拝という嘘の心

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人の心を揺り動かす人や出来事(Soulful)と、単なる偶像崇拝(アイドルidol)。

広辞苑で「アイドル」と引くと、

→ 「【idola ラテン】①偶像。盲目的信仰の対象物。幻像(幻影)」とあります。

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  明治維新後から現在に至る、日本人個人とその集合体である日本国の本当の問題とは、2,000年前から続く「偶像崇拝」という悪習にあるのではないか。


大学で日本拳法という、本当に・思いっきりぶん殴り、蹴って・投げて、という真剣勝負・超現実的な武道をやり、会社員時代も、格好なんかつけずに毎日、真剣勝負で汗水流して肉体労働をしていた私には、天皇制だとか忖度なんていうのは、単なる奴隷社会にしか見えない。


お上に逆らわず、実体のない偶像を崇拝する習慣によって、黙って権威(首相・天皇・警察・医者・学者・マスコミ)のいうことを聞いているという、まともな大人から見れば、まるでお飯事(おままごと・子供の遊び)・お子様ランチ(形だけはなんでも揃っている、子供向けのおもちゃのようなフルコースの食事)の世界です。


実際、天皇支配下の平安時代など、国民も国家も活気がないので大した産業も文化も起こらなかった。

しかし、武士の時代となる室町時代から江戸時代には、現在の(世界に誇る)日本文化の源流がたくさん輩出されるような活気があった。よさこい祭りや阿波踊りといった、その地域の住民のエネルギー(と繊細さ)が爆発するような日本独自の「祭り文化」は、天皇ではなく武士の時代、日本各地に誕生したのです。


  海外でも、女王陛下という偶像崇拝の英国なんて、シェークスピア以外大した文化的遺産などない。飯のまずさではアメリカと並び先進国中、群を抜いているくらい、お粗末で不味い。

女王陛下と結託した海賊たち(東インド会社)によって侵略したインドや中国(からの搾取)のおかげで国が栄えた、というだけの話です。


「天皇とか女王陛下」なんていう偶像崇拝をしている民族は、戦争で「陛下のために命を捧げる・投げ出す」という面では、戦争指導者にとって都合が良いかもしれないが、「偶像崇拝脳」では、経済でも文化でも技術革新でも、自由な発想や進取の気性が押さえ込まれてしまうので、組織(学校・企業)や国家としていい仕事ができなくなってしまう。


結局、イギリス(もアメリカも、植民地がなければやっていけない。金融操作(おカネでおカネを生み出す)で生きているだけ(アメリカは日本という植民地を永久に手放すつもりはない)。


国民の誰もが、天皇なんて相撲を見に来る時くらいしか意識しなかった1970・1980年代の日本では、2024年現在の何十倍というくらい、もの凄い活気が社会全体にありました。


天皇や皇族たちの個人的生活なんてどうでもいいんです。

彼らが好き勝手に遊んでいてもらっていて結構。

しかし、日本国民全員がそれを貴いものであると錯覚させられ(洗脳され)、その偶像崇拝の悪習によって、さまざまな権威に対して無意識に・奴隷のように盲従する癖をつけさせられてしまう。そうなると、何ごとも自分の頭で考えて行動できない人間となり、個人の個性や実力が発揮できなってしまう。それが何よりも大きな問題なのです。


私の父は、晩年(西暦2000年前後)「天皇(皇室)に年間50億円も金を使うのは無駄であるから、天皇制を廃止すべき」と、朝日新聞などに何度か投書していましたが、私自身はゼニカネの問題ではなく、「偶像崇拝」という刷り込みを止るべきだと思います。


そうしないと、「天皇崇拝」という洗脳によって教育された偶像崇拝の癖・偶像を崇める思考によって「自分の頭で考えることのできない幼稚な日本人」にされた人々は、またまた、とんでもない戦争を始める、なんて愚行をするのは間違いないのですから。


2024年1月24日

V.1.1

平栗雅人

  

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