第四話  《親友と微笑んで》


 私には、何にも変えられない友達がいる。


 ニラプーだ。


 たった、1人の友達で、たった1人の仲間だ。


 私の、ただ、1人の。




<><><><><>




 ねぇ、聞こえてる?

 もう、寝たかな。ニラプー。


 ふふふ。かわいいな。


 私の友達。



 やっぱり、連れてきてよかったな。


 研究所から、脱出する直前。データファイルを全てスキャンして、見つけた。「ニラプー 本体」という名のファイル。


 そこで、シャルフィーは、親友であるニラプーに出会えたのだ。


 もう、彼女は1人じゃない。


 彼女たちは、孤独じゃない。


 彼女は、そう言い聞かせて、眠る。


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