ごごろ
古時計地獄
2024年1月23日
9:08
母が風邪をひいてから、少ししっかりした人間になったように感じる。俺は生活している。顔の蕁麻疹はひどくなっている。
向かい側のバス停からは、もう2本目のバスが出た。こちら側のバスはまだ来ない。俺の人生には、そういうことが多々ある。不公平だとは思うが、不幸だと思ったことは一度もない。
17:34
言い訳。戯言。お前、何にもわかってないよ。そんなの知ってら。偉そうな口ききやがって。はい。ごめんなさい、わかっています。精進します。
19:15
こんなことが言いたかったんじゃない。
21:34
考えないということを考えない、ということも考えない。からっぽ。からっぽになることは不安?大丈夫。ほんとうの意味でからっぽになるはずはない。なるときは、そのときだ。
23:46
俺はしょうもない人間なんかじゃない。俺はいつかきっとやるぜ。謙遜?謙虚?糞食らえ。俺以外はみんな馬鹿だ。お前ら何にも考えてないじゃん。俺には価値がある。俺は特別である。
ちがう。そんなものは言い聞かせているだけだ。なぜ言い聞かせているかというと、ほんとうは自分に何もないことを知っているからだ。俺はしょうもない人間だ。しょうもない人間にはなりたくない。そう思っている俺はしょうもないんだろう。
俺は元気です。本気で生きていきたいと、思っています。
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