向こう岸まで何mile【隼と燕】
aviane
第1話 電話
まだケータイなんてガラケーと後に呼ばれる時代のモノしかない時代の現代。居場所なんて約束しないと探し出せない。なのに、俺たちは何度も巡り会う。腐れ縁ってやつだ。
ジリージリージリージリー
あゝ目覚め時計がうるさい。しかしながら、起きる時間だ。今日は何やら厄介そうだ。昨日からあいつが顔を出すNST[NEW__STAF__TEAM]に所属している。
あいつとは昔から現地妻を取られたり寝取ったりしたクソみたいな関係だ。
【燕】そういうコードネーム。童顔の割に男臭い。いい香水つけて薄っぺら笑顔でいい仕事には肉食動物のようにうまそうに仕事にありつく。
ーーー[NST]事務所ーーー
「今日は早いですね。【所長】?」俺よりしっかりとした感じの部下にそう言われて
「なんのために来たと思っているのかな?」と、俺としては柔和に対立した。
彼はメガネを軽く中指で押し上げるようにして資料を読む。
「今日は【燕】の誕生日ですね。街の犯罪システムが起爆する可能性があります。そういうふざけたことがおきますね、何故かーー、。【燕】があなたーー【隼】と出会ってから。」
5年前ーーツバメを異常な犯罪者から助けた俺は犯罪者たちからの【アイドル】(標的)になっていた。
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