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  • 第一への応援コメント

    最後まで拝読しました。興味深かったです。
    架空神話ですね。
    仏教とクトゥルフを混ぜたような形で、ヒトと神の間に子が生まれ、それが新たな神になる、というお話だと理解しました。
    神話の機能を分解すると、①権威付け、②規則や指針の提言、③罰則時のペナルティ、④教えを信じた際のリターンあたりになると思うのですが、まだ序盤ということで①部分だけですね。

    ②③④がどのように記述されるか気になります。
    一点気になったのが、名状し難い、無量無辺など、他の神話や仏典で使われている語彙をそのまま使うことは読者の理解しやすさに繋がっていても、架空神話が先行神話の後塵を拝するようで、よくない気もします。わたしだったら架空神話を書くなら漢字が表意文字であることを利用して独自の熟語の語彙を用いると思います。

    作者からの返信

    お読みいただき、ありがとうございます。そして、(失礼ですが)想定よりずっと核心を突く分析で少し驚きつつも、ありがたく思い、また感動しております。

     ②と④に関しては、ここでは書かず、他の作品をシリーズ物として書いてその中に落とし込もうと思っております。「聖書に含まれるいろいろな物語」のように、複数の物語を使って全体を表そうという計画です。

     ③については、神の父親と新しい神の性格上、またクトゥルフ神話の系統として書いたということもあり、厳格な定めがなくても良いと考えました。私見ですが、クトゥルフ神話の神々は己の快や不快だけで理不尽に災厄を引き起こしたり、信者に罰則を与えたりしそうなものです。『呪術廻戦』という作品の両面宿儺というキャラクターの行動指針がそれに近いかもしれません。

     「架空神話が先行神話の後塵を拝するようで」について、仰る通りで、実は私もこれを書く際に悩みました。既存の語を借用したのは解りやすさを取ったわけではなく、私の感覚として扱いやすいという、もっと下らない理由です。

     敢えて設定と絡めて申し上げるならば、この話は私の妄想を基にしており、真灼大師のモデルは私です。故に、(勿論、真灼目線の話ではないですが)私の感覚に近い語を使うのもアリかなと思いました。

     また、仰るように仏教の要素を多く使わせていただいておりますが、これは私が仏教の世界観や用語が好きだからです。先述の理由で、私の好みをここに落とし込むのも悪くないと考え、そうしました。

     ご丁寧な分析と閲覧、本当にありがとうございます。機会があれば、他の作品もお読みいただけると幸いです。