第6話
「どうもー」
>きた
>りきや待ってた
「今日は、また配信をしていこうと思います」
>バズったな
>同接100万人おめでとう
「ありがとうございます。まあ、俺がたとえ世界一になっても今まで通り配信をしていけたらと思います」
>草
>それでこそりきや
>だから推せる
「今日は、またダンジョンに潜っていきたいと思います」
>いつものとこじゃないな
>Not池袋?
>ここ秋葉原やん!S級じゃん!
>うはww
「そうです、秋葉原ダンジョンに来ました。ここを今日は攻略していきたいと思います」
>今日もヨロ
>誰かスネークニキいる?
>素朴な疑問なんやけど、なんでこんな人気にならなかったん?あと、なんで世界一位を隠してたん
>気になる
>なぜ配信を始めたのかも気になる
「あー、質問がいろいろ来ましたね。まず、人気にならなかったのは俺の実力不足だと思います。対して面白みもない配信をずっとしてましたからね。しかも一年。で、世界一位は自分でも知りませんでした。だれでもXランクになれると思っていたので。あと、配信を始めた理由は少し長くなるんですけどいいですか?」
>草
>まさにりきや
>きになる
>長くなっていいからはよ
「えっとですね、俺が小さいころにダンジョンに間違えて入ってしまって。普通ならあり得ないんですけど、親がダンジョン冒険者というのもあり、ついて行ったはずみで奥まで行ってしまったんですよ。そのとき、A級のモンスターと遭遇してしまい、装備を何もしていない状態で、しかも戦った経験もないので死ぬしかなかったんです。だけど、そんなときダンジョン配信者のカズキニキさんが助けてくれたんです。その時からひとめぼれで、俺もダンジョン配信者になっていろんな人を救いたいと思って始めました。実際まだ誰も助けられてないんですけど(笑)」
>ふぇ
>想像以上に深い話だった
>これは泣ける
>カズキニキの好感度爆上げやん
カズキニキ✓>まじで?!天下のりきや様を俺が助けたことがあるなんて、、
>まじかw
>ものほんや
>神 回 確 定
「ふぇ?!カズキニキさん、いたんですか!」
カズキニキ✓>いますよ~。自分、登録者15人の頃からこっそり見ていたので、こんなに有名になって、そして自分が助けた人ということがわかってもうホクホクです
>草
>これはカップルチャンネル確定だな
>かずやちゃんねるでどう?
>↑同意
>↑激しく同意
「まじですか!本当にありがとうございます!あの時、あなたがいなければ今頃僕は配信どころか、生きることすらできなかったので!」
>いい話やな
>俺たちまでほっこりするわ
>もうさ、今日はコラボ配信でもしたら?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます