第172話 人に対しての嫌いとは好意の先にあるものである
好きの反対の感情は嫌いではなく、無関心。
例えばSNSで嫌だと思った相手を監視する人がいるよね。それは嫌いの感情が好きのその先にあるからなんだよ。
俺は自分をブロックした相手に対してブロックを返すことはある。しかしそれは、間違ってその人のページを踏まないため。だから興味関心がないならブロックはすることもあるけれど、元々好意を持っていた相手に対してブロックを返すことは無い。
だって別に監視されようがどうでもいいし。
じゃあここからは人に対しての嫌いというのはどんなものなのか考えてみようと思う。
まず、裏切るという言葉があるよね?
それは「期待を裏切る」という意味だと思うのよ。
相手を信頼していたのに、裏切られたと言ったなら相手が自分を裏切るはずはないと期待していたということになる。
嫌いの感情はこれに似ていて、相手に好意を持って接していたのに「相手がその関係を壊す」から嫌いという感情が芽生える。
自分は良好、もしくは友好関係を築こうとしていたのに、相手が自分勝手なことばかりして迷惑をかけたり、謝ることが無かったり、期待を裏切ったり。
だからその関係には少なくとも、最初は好意というものが存在するんだよ。それはもちろん、恋愛直結の意味合いではなくてね。
なので俺もあの迷惑女に関しては嫌いなんだけど、初めは良い人だと思っていたからこそ「こんな奴だったのか」と嫌気がさしたわけだよ。ある程度までは我慢もした。いよいよ我慢が出来なくなって自分から切った。
あまりないことだね。嫌われて切られることは多々あるけど。
怖いから?
でも別にブロックしたヤツを追うことなんてほぼないでしょ。少なくとも嫌悪を抱いている相手を追うことは無いよ。二度と見たくないからブロックするわけだから。
放置しても、行かないけどね。
他の人から「こんなこと言っている」と見せられることはあっても。
つまり嫌いという感情は前提としての好意があるのよ。
仲良くしたいなと思うこともあるだろうし、良い人だなと思うこともあるだろうし。
さてここからは自分の個人的な話。
自分は頼ってくれる人は老若男女問わず好きです。
あんまり交流をしないからというのもあるかもしれない。多かれ少なかれ好意を持たれることは有難いことだしね。
そして今回凄く感じたんだけど、俺は女性に対して滅茶苦茶甘いです。
ああ、女性だったんだと知った瞬間に大抵のことは許せるくらいに寛容かもしれない。
ただあの迷惑女に関しては……どこにでも首を突っ込むアイツね。俺はモンスターとしか思っていないので、これは適用されないですねw
昨日は少し、事の発端について話を聞いたんだよね。
そして浮かび上がってきたことがある。それ自体は俺とは無関係の出来事なので、どうこうするということもないのだけれど。知らなかったから、今の自分はこうなんだろうなとは思う。
確かにあの言いように関してはカチンとくる部分もあるけれど、それに対しては謝って欲しいとか思っていない。
まあ、なんだろ。
「本音はそれだったんだね、それなのに俺に感想やレビューをくれというのはどうなの?」という気持ち。そんな風に他人を平気で利用する根性の悪さ。そこにある程度のショックはある。
でもね……「仲良くしなさいよ、あなたがた」という気持ちなのね、今は。
人は素直なのが一番だよ。
俺の推理は当たっていると思うんですけどね。
何故悪口を言い始めたのか。その心理の分析をしたわけですよ、昨日。そういう仲違いのしかたに何か意味はあるの?
そう、問いかけたいですね。
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